その店はスナックぐらいの大きさで、ラウンジ としては小さな方だった。

店の名は「ラウンジM」と言う…

3時を回っているのに意外に賑わっていた。

俺と同じく家に帰りたくない?男たちが集まっていた。

見渡すと、客も個性的(変?)だが、キャストたちも強烈なキャラクターがそろっているようだ。

俺は密かに「妖怪ハウス」と名付けた(笑)


「はじめまして麻奈美です」


取り立てて美人というわけでもないが、周りの妖怪たちのなかにあっては、砂漠のオアシス、二割増しに見える(笑)


それでも、あまり若くないのは予想通り、29歳だった。


「もしかしてバツイチ、子持ちやったりして(笑)」



軽くジャフ゛をかますと


「そやで!三年生の子供がいて、寝かしつけてから出てくるから、12時出勤やねん(笑)」



あっさりと認めて、屈託のない笑顔をみせた…


「ふ~ん、大変やな」



その時は、子持ちの嬢なんて、いくら美人でも気を引かれる事なんてあり得ないと思っていた。
つまり完全対象外。


その時までは…





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