欧文書体の各部の名称は、「セリフ(serif)」、「カウンター(counter)」など、日本語と同じものがほとんどですので、特筆すべきものについてだけ説明をしますね。

bracket
「stem」と「serif」 をつなぐ部分です。「fillet」とも呼ばれます。
直線的なものは、「wedge(くさび)のような形」と形容されます。
「Didone(Modern)」の書体には「bracket」はありません。
counter
完全に閉じられていないもののも含めて、文字の中に含まれる空間を指します。
閉じられた空間でない場合、たとえば「C」、「n」などの場合は、「aperture」、「open counter」と呼ぶこともあります。
「e」の閉じられた空間には「eye」という名前が付けられています。
extender
「アセンダー(ascender)」と「ディセンダー(descender)」の総称です。
「double-story(2階建て)」の「g」の各部には、細かく名前がついています。
下の丸は、「loop」または「lobe」と呼ばれています。
上の丸と下の丸をつなぐ部分は「link」または「neck」といいます。
bowl
「O」のような、閉じているカーブのことです。
「b」、「d」、「B」、「D」のように、直線を含んでいるものも指します。
axis
「軸」のことです。「Humanist(Venetian)」や「Garalde(Old Style)」の軸が左に傾いているのに対して、「Didone(Modern)」の軸は垂直です。
terminal
日本語で「ケルン」と呼ばれる球形の部分は、英語では「ball-shaped terminal」、「tear-drop terminal」などと呼ばれています。
tail
「y」のディセンダー部分や、下図の「K」、「R」、「Q」の赤色の部分のことです。

「K」や「k」の3画目(3rd stroke)は、「serif」のないデザインの場合、「foot」と呼ばれることもあります。
書体の各部名称は、英語ではよく「anatomy(解剖図)」と呼ばれています。
興味のある方は、「type anatomy」というキーワードで検索してみてください。