「キャッチコピー」は和製英語 | グラフィックデザイナーのための英語講座

グラフィックデザイナーのための英語講座

デザインの現場で使われる英語を
『グラフィックデザイン用語英和辞典』の編纂者が紹介します。



日本語の「コピー」と同様に、英語の「copy」にもいくつかの意味があります

PCでの「コピー(copy)」は「クリップボードにデータを読み込むこと」を指すことが多いので、厳密にいうと「複製(duplicate)」とは別の操作なのですが、一般的には、これらは、しばしば同義語として使われています。

コピー機を使って複製することも「copy」といいます。
ほかの意味の「copy」と明確に区別したいときには、「photocopy」、「xerox」と言い換えることもできます。

テキスト原稿のことを「copy」と呼ぶのも、日本語と同じです。
ただし、「キャッチコピー」は和製英語ですから注意しましょう。
英語では「catchline」、「tagline」、「advertising slogan」などといいます。

印刷を前提とした写真やグラフィックスも「copy」と呼ばれています。
日本語ではあまりなじみのない使い方ですね。

reflective copy」、「transparent copy」といえば、それぞれ、「反射原稿」、「透過原稿」のことです。