もういい - もう見たくない・・・・・・・・
・・・・・・・また場面は転換。
ICU で寝ている自分。 動かない。
その横で妻がイスに座って見守っている。
遺体が安置され 妻が不寝番をしているようにも見える。
゛ 僕はまだ生きているんだろうか - もう死んでいるんだろうか ?? ゛
しかし こうして自分が自分を見ているということは・・・・・・
もしも夢でないとしたら・・・・・僕は死んでいるということになる・・・・・・・・・・
゛ まさか そんな馬鹿な !!! ゛
私は今 河原に来ている。
身体はないが意識だけがある。 ちょうど夢の中のような感じ。
私は河原の上 地上2・・・3メ-トルの高さにいるようだ。
ここはどこだろう。 賽の河原 ??? ・・・・・
賽の河原ではない。 すぐに分かった。
ここは愛媛県松山市の郊外 横河原。
重信川という大きな川の河原。
よこがわら・・・・この名前は いつも私に何とも言えない気持ち
涙ぐむような感情を呼び覚ます。
ここは 子供の頃 { 3歳から6歳 } を過ごした思い出の場所。
子供の頃を思い出す時 田舎とか ふるさと という言葉を聞く時
いつも思い浮かべるのは この場所。
私は大阪生まれだが 横河原は 間違いなく
私のただ一つの ふるさとなのだ。