一般の人々は躁うつ病という病気を、気分が上がったり落ち込んだりする
状態だと考えているだろう。しかし実際はまったく違うのである。
そのような状態は単なる生理的な気分の変動であって、ごく普通の状態の
範囲に過ぎないし、その程度の気分の波がない人間のほうが普通ではないのである。しかし現在の専門書やネット上の知識を参考にすると、
「気分が上がったり落ちたりする」程度でもはや躁うつ病というゆるい
判断になってしまう。では本当の躁うつ病とはどんな状態なのか?

   本来の躁うつ病の条件を私見として述べるならば、

   まず、
いかなる薬も飲んでいない白紙の状態で

  
① 躁の時には暴れたり、誇大妄想があったり、裸で踊ったり、
  ② 周りが対応しきれないレベルでのエピソードがあり、
  ④ かと思うと気分が落ち込むと動けず、食べられず、外に出ず、
  ⑤ あまりに落ち込んだ状態なのでイライラもせず、自殺など考えられない
  ⑥ ということを自然に複数回繰り返すから躁うつ病なのである。
   昔は躁うつ病とは、精神分裂病と並んで二大精神病であったものが、単なる気分の浮き沈みごときで定義されるような代物(しろもの)であるはずがないのだ。この躁うつ病という状態は確かに存在するものだとは思う。しかし科学的にはやはりまだ未定で、未解明なのであるが、一部は脳内や脳以外のホルモン動態で説明がつくと思われる。

   しかしこの条件を満たす躁うつ病の人が、現在躁うつ病だと診断されている人の内、実際に何割が該当するかと言われれば、非常に少ないと断言できる。そのデータはないので私の個人的意見になるが、前述の基準を満たす躁うつ病は全体の5%にも満たないだろうというのが私の実感である、つまりあとの95%以上は躁うつ病ではなく、薬を飲む意味がない人たちであり、
詐欺に引っかかっていることになる。