
治療の方法や副作用の出方は患者さんによってさまざまです。
他のクスリとの飲みあわせや副作用のことを事細かに考えている
時間はないはずです。医療が高度化することで、
現場の負担はさらに増えていますから。
クスリの飲みあわせの管理や細かい副作用についての説明は、
薬剤師の仕事になります。
患者さん側も医師から処方されたものを漫然と飲むだけで、
何のためのクスリなのかを理解せずに飲んでいる
人が多いのではないでしょうか。
私が実際に経験したケースでは、こんなことがありました。
80歳くらいの高齢の男性でしたが、訊くと、
26種類ものクスリを処方されていたんです。
さすがに驚きました。これほどの量を一度に飲めるわけがありません。
なぜこのようなことになったかというと、3ヵ所の病院にかかっていたからです。
関節の痛みだったり、高血圧だったり、さまざまな症状があって、
それぞれの専門科にかかっていたらここまで量が増えてしまった。
そこで、26種類のクスリをリストにしてあげて、病院に相談しに行ってもらいました。医師もびっくりしたようですが、結局、26種類からたった6種類にまでクスリを
減らすことができた。つまり、それ以外の20種類は必要がなかったわけです。
