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カナダの文芸批評家マーシャル・マクルハーンは『メディア論』で有名ですが、彼は「メディアとはメッセージである」と主張しました。その意味は、一般人はメディアとは情報を伝達する単なる「媒体」だと考えているようですが、実はそうではなく、メディアとは一種の命令系統だというのです。つまりメディアが中立だということは最初からあり得ないことであり、テレビや新聞は政権や闇の権力が人々を操作するための、プロパガンダの道具に過ぎないというのです。

   マクルハーンの言う通りだと思います。
   それは現行の日本のマスメディアを見ればわかることで、基本的にみな横並びでしかありません。そうしたマスコミの報道ですが、たとえば今年の夏(2013年7月)、スペインの鉄道事故で多くの犠牲者が出ました。その事故が発生した当地はスペイン北西部のサンチャゴ・デ・コンポステラで、キリスト教の聖地であり、犠牲になった乗客の多くはカトリック教会の重要人物たちでした。

   この事故についてもメディアが報道しないことがいくつかあります。
   原因は運転手の不注意と、制限速度の2倍のスピードで急カーブを通過したこととされましたが、この列車には自動制御装置がついており、しかも第一、ベテランの運転手がそんな無謀な運転をするはずがありません。そして実際には、運転手はブレーキが利かなくなったために、司令室の職員に電話で指示を仰いでいたのです。

   コンピューター化された自動列車制御装置は、コンピューター・ウイルスに感染すればそれが作動しなくなるだけでなく、外部からも操作することができます。今回のこの事故は、福島第一原発の原子炉がイスラエルのコンピューター・ウイルスに感染していたことを思い出させるものでした。

   国とか企業、あるいは一定の信仰や主義に自分の一生を捧げる人がいるように、人間には一度信じたものは頑(がん)として変えず、信じ続けようとする習性があります。そのために、たとえば「ワクチンは良いもの」と信じてきたワクチン絶対信者に、先ほど述べてきたような情報を与えることはできても、その人がその情報に基づいてどう行動するかは強制することはできません。皆がしていることを同じようにするのが安心であると判断するかもしれず、それは最終的に自分で決めることです。

   メディアの情報に踊らされないためには、直観力を養うしかありません。
   理屈ではなく、「何かおかしい」と感じることができる能力、つまり直観力が本当に必要な時代に私たちは生きているのです。