皆さんは精神医学の発祥について知っているだろうか?
「精神」というものについて考察してきた偉人は過去にはたくさんいたが、それを医学と結びつける考え方というものは近代まで存在しなかったのである。それが「教科書的」には1818年とされており、今から約200年前のことである。精神医学が他の医学と比べて歴史が浅いのは、他の病気と違って精神の動向というものが、個性や宗教、哲学と結びつけて考えられてきたからであり、それらを「病気である」とする認識が以前には存在しなかったからに他ならない。
「精神」というものについて考察してきた偉人は過去にはたくさんいたが、それを医学と結びつける考え方というものは近代まで存在しなかったのである。それが「教科書的」には1818年とされており、今から約200年前のことである。精神医学が他の医学と比べて歴史が浅いのは、他の病気と違って精神の動向というものが、個性や宗教、哲学と結びつけて考えられてきたからであり、それらを「病気である」とする認識が以前には存在しなかったからに他ならない。
しかしながら、いわゆる精神病者の扱いにおいては、古代においても現代においてもそれほど大きな違いはない。つまり一般的多勢における少数を異質であるとして、それを社会的に好ましくないものとして規定し、隔離するという考え方がその基本として存在してきたのである。その呼び名が狂人であったり変人であったり、天才であったりしたものが、たとえば「精神病者」に変わったに過ぎない。そのことはつまり精神医学であろうと心理学であろうと、その発祥をたどれば「優生学」という概念にたどりつくのだ。
そこにあるのは、自分は「変」ではなく、他の人間は「変」である、だから「自分のほうが優れている」とした考え方が根本にある。逆に言うならば、「なぜ彼らは劣っているのか」ということを学問として規定したいという動機から生み出されたという点において、精神医学というものは他の医学とはまったく異なる目的を持っている。そしてすべてはそういった優生学を基本とする考え方をもとにして進められてきた。
そこにあるのは、自分は「変」ではなく、他の人間は「変」である、だから「自分のほうが優れている」とした考え方が根本にある。逆に言うならば、「なぜ彼らは劣っているのか」ということを学問として規定したいという動機から生み出されたという点において、精神医学というものは他の医学とはまったく異なる目的を持っている。そしてすべてはそういった優生学を基本とする考え方をもとにして進められてきた。

