悠久の流れ・・米代川・・。
秋田県を流れる1級河川にして、サクラマスの聖地。
米代川には、もちろんサクラマスを求めてやってきました。
流域の桜は満開。
サクラマスも微笑んでくれるのでしょうか?。
ちょっと遅めの午前8時半にスタートフィッシング。
周囲に釣人は見当たりません。
そして何も異状なく2時間が経過しましたw。
集中力が途切れかけた刹那、釣友が投げた17gのスプーンが流心を抜けてヨレに入る瞬間、流心からヒュッと白い影。
スプーンを咥えて反転し、ズンッッッと釣友のロッドがしなりました。
水面を割る白銀の魚体がギランッと光り、釣友がズィィィと岸に寄せます。
慌てて背中のランディングネットをリリーサーから外し、ランディングに備える私。
米代川の砲弾をネットに入れようとしたその時・・・。
2人の「あっっっ!」の声がハモりました。
そして、フックアウトしたサクラマスがその巨大な尾鰭の残像とともに流心へと消えていくのをただ呆然と見つめていたのです。
無念・・・あまりにも無念・・。
昼食をゆっくりと食べて、ポイントを休めること約1時間。
同じ場所で延々ルアーを投げ込みますが、無反応の時間が流れ・・・。
ライントラブルを解消して、ラインの様子を見るためにキャストしたその1投。
ラインがきちんと綺麗にスプールに巻かれるかを気にしていたその油断。
ガッツーーーーンッ!!。
からの~~~~・・・。
ブルブルッ・・・・・・シ~~~~~ン。
一瞬の出来事でした。
ヒット!?と思った瞬間にはもうサクラマスの姿も無く、ロッドを握りしめたその手に余韻だけが残りました。
実釣6時間で2人それぞれ1ヒットは、サクラマス釣りとしてはなかなか良い成果なのかもしれません。
しかし、魚を手にするかどうか?。
これは天と地ほどの差があります。
特に、年に何回も釣行することが出来ない遠征者ならなおさらです。
リベンジを誓いたいところですが、第1戦と銘打っておきながら第2戦の予定が全くありません(泣)。
来年またがんばります。