今を遡ることウン十年前の話。
人生初の北海道バイクツーリングに向けて準備を進めていた若かりし頃の私は、WILD-1仙台泉店で一本のナイフを購入しました。
それが、WENGER社のアーミーナイフ”ソルジャー”でした。
当時は、スイス軍制式採用ナイフを謳い文句にしていたと記憶しています。
その後、数度の北海道バイクツーリングや海外旅行、キャンプなどに持ち歩き、最近では渓流釣りで使用していました。
しかし、この手のアーミーナイフも経年劣化するようで、ナイフのブレードを引き出すのがきつくなり、とうとう手ではブレードを引き出せなくなってしまいました。
昨シーズンは、プライヤーでブレードを引っ張り出して使っていたのですが、さすがに使いづらいわってことで、修理を検討することに。
ところが、WENGER社は既にアーミーナイフの生産から撤退していることが判明。
いろいろ調べてみると、どうやらアーミーナイフ大手の”VICTORINOX社”がメンテナンスを引き継いでいることが分かり、問い合わせをしたところ修理に応じてくれることに。
VICTORINOX社は自社製品の永久保証を謳っているので、無料での修理かと期待しましたが、保証書も無かったので有料修理となりました。
ちなみに、修理受付の際に聞かれたのは、おおよその購入年月日と購入店。
それが昨年(2020年)11月のことです。
ただし、VICTORINOX本社(スイス)に送る必要があるとかで、納期は5ケ月かかりますとのこと。
渓流釣りシーズンに間に合えばよいので、修理を依頼することにしました。
そんな経緯があり、昨日よーやく納品されました。
実質4ケ月かかったことになります。
ピカピカになって戻ってきました。
修理内容は、オーバーホールとなっていましたので、分解清掃してくれたようです。
さらに、多用してすり減っていたブレードが新品になって戻ってきました。
修理受付の際に、ブレードの刃の研磨はしないとのことでしたので、これは嬉しい誤算です。
さて、気になる費用ですが、オーバーホール代と送料合わせて1,320円(税込)でした。
VICTORINOX社への送付時の送料(約300円:私の場合)は自費です。
安い!!!。
時間はかかりましたが、同じようなVICTORINOX社製品を買うよりは断然安く済みましたし、何より思い出の詰まったナイフを安価で修理できるとなれば、さらに愛着を持って長く使い続けられますね。
費用は、修理受付の際にきちんと提示されましたので、追加料金の不安も無く安心して修理に出すことができました。
さすがはVICTORINOX社ですね。
ウン十年前の製品を修理できるなんて、永久保証はダテではありませんっ!!!。
ということで、我が”WENGERソルジャー”は今シーズンも渓流釣りで大活躍してくれることでしょう。