続きです。
空中線が実は一番大変でした。多少コストもかかりました。
いろいろ調べて、モービルホイップしかないだろうと思っていましたが、
結局ヤフオクで、ダイヤモンドアンテナのスクリュードライバ SD330を落札しました。
モービル用アンテナなので、モービル基台で手すり固定でなんとなると思っていましたが、
最長1.85mのアンテナは、手すりからだと天井につかえてしまい、取り付けできません。
斜めにして外にだせばとも思いますが、うちのベランダは外の通りから丸見えで、目立った付け方は
できません。
いろいろ考えて、ベランダ外壁にスリットが入っているので、そこを利用すればなんとかなりそう。
(写真は後日。)
ただ、固定はこのままではできないので、BSアンテナ用の器具を使って固定しました。
マスプロ電工のPAX-NBという製品です。
これを天井と床に突っ張って、下部のパイプに、足場用単管パイプクランプを使って、
マスト(40㎜角アルミ角パイプ)を接続、べランドの外壁の外部に沿わせてSD330を立てます。
夜、目立たなくなると、マストを外側に張り出すことで、外壁から1mくらい外にアンテナを出す
ことができます。
HFの垂直系のアンテナでは、接地が必要です。
うちのマンションのベランダ手すりは、鉄筋に接地されていないようなので、カウンターポイズで対応
ネットで調べ、CQオームさんのラジアルケーブルセットを使用。
さらに、5.5sqのIV線を5.1m1本、手すりに這わせました。
さらにさらに、80cm×50cmの金網を2枚、ベランダ外壁に這わせ、カウンターポイズとしました。
ちょっと過剰な気がしますが、NANO VNAで測ってみると、一番必要な14MはSWRが1.2、3.5~24Mまで、1.5以下で収まっています。
残念ながら7Mhzだけはちょっと高く、SWRが2くらいあります。
たぶんIV線10mをもう1本這わせると、SWRが下がる気がしますが、とりあえず現状で我慢してみます。
(RIGのアンテナチューナーで1近くまで下がるので。)
NANO VNAで測ると、ネットの情報どおり、SD330は、大変、同調帯域が狭く、SWRが低い範囲は、クリティカルな調整が
必要です。(FT8は固定周波数なので、問題はありません。調整がバンドごとに必要で面倒くさいだけです。)
少しでも調整が簡単になるよう、SD330の専用コントローラ SDC-1をヤフオクで入手しました。
このコントローラでは、おおよその位置にしか移動しませんが、現在、どのバンドに同調しているかは、一目瞭然のため、
大変使い勝手がよくなりました。
このコントローラでおおよそ合わせてから NANO VNAを見ながら、微調整すると、簡単に実用なSWRに下げることができます。
続きます。



