「七夕」にまつわる絵
あいにくの雨で、星空は見えませんでしたが、代わりに絵画で。
・ 加山又造 『 七夕屏風 』 1968 (S43) セントルイス美術館
>> http://bit.ly/aMINIH
・ 鏑木清方 『 七夕 』 1929 (S04) 大倉集古館
・ 北野恒富 『 七夕 』 1923 (T12) 大阪市立美術館
・ 伊東深水 『 銀河祭り 』 1946 (S21) 東京藝術大学大学美術館
「銀河祭り」は七夕のことですよね? と、確認に検索してみると、
出てきたのは、ファイナル・ファンタジーの中のなんとかばかりで
した。
そんなはずは無かったと、東京芸大の図録を引っぱり出して確認
したら、銀河祭りとは、
> 七夕の夜、たらいの水に銀河を映しその明かりで針に糸を通すと
> 裁縫が上手になるという言い伝えに取材
ということだそうです。
満月の月夜でも無くて、それは、さすがに無理だろうと思うのです
が、現代の光害に悩まされぬ昔の満天の夜空は、それだけ明るく
輝いていたと言えるかもしれません。
深水の絵では、糸を通そうとしている、うら若き和服の女性の肌が
透き通るように白く、その反射で針が見えてそうな感じですわ。