ドトールとロスコ
コーヒーショップであるドトールや、その系列であるエクセルシオー
ルに、ロスコ作品のポスターが掲げてある店舗が、またにあります。
額に入れた小サイズの作品をいくつも並べた形式です。
あれは経営者の方の意向なんでしょうかね。
としたら、もっと大きな作品を壁一面に掲げるような、「エクセルシ
オール・ロスコ店」なんか造ってもらったら、おもしろいかもしれま
せん。コーヒー一杯=680円でも行きますよ。
シーグラム壁画が、当初、レストラン用であったという経緯の先入
観によるところもあるかもしれませんが、ロスコの作品は飲食や
おしゃべりの場所に自然とあるのが一番フィットするように思える
のです。
何もない展示室内にて、観ることだけのために観るよりは、在る
ということだけ感じて(あまり意識することなく)観れば、その世界
に一体化していくと、そんな風に思います。