ゴッホ-2 ~ クレラー・ミュラー美術館 その6 | FishEyeArt blog

ゴッホ-2 ~ クレラー・ミュラー美術館 その6

こんばんわ。FishEyeアートです。 霧


クレラー・ミュラー美術館のゴッホ、その2は 1887年から 88年に
かけての絵画の所蔵作品をアップしました。


ゴッホ、パリ時代からアルル時代への時期、いい作品が形成され

ていく過程です。


ゴッホ: 夜のカフェテラス 拡大/購入 AllPosters


ゴッホ 『 夜のカフェテラス 』 1888



さて、クレラー・ミュラー美術館のこと。


コレクターのヘレーネ・クレラー=ミュラー ( 1869-1939 ) はドイツ

の裕福な貿易商の娘として生まれ、1888年にオランダ人のアン

トン・クレラーと結婚。アントン・クレラーが夫人の父親が興した会
社をさらに発展させていく中、夫人は 1905年頃から
30年以上

に渡って、当時前衛であった作品を中心にユニークなコレクショ

を形成させていくのです。


イギリスの国立ウェールズ美術館のコレクションの基礎となった、
デーヴィス姉妹が収集を始めたのも1908年ごろからですから、

それよりも早い時期にあたりますね。


さらには、クレラー=ミュラー夫人の積極的な収集は、後に美術

を設立しようという意図も持った、最初の本格的なコレクション

いえるのでしょう。


1,000点以上にもなる絵画コレクションは、国立のクレラー・ミュ

ラー美術館が 1938年に開館するまでは、ハーグにある彼らの

社の本社ビルの1階が予約制の展示室になっていたそうで

す。



続く...