女性シリーズ ~ クーニング その2
こんばんわ。FishEyeアートです。
クーニング その2、
ハーバード美術館、ポンピドゥー・センター、ホイットニー美術館
ストックホルム近代美術館 所蔵作品をアップしました。
女性シリーズが有名です。FishEyeArt HP のクーニングのページの
頭に掲載しています書籍の表紙には、カラフルな曲線の作品があり
ますが、そういった作品に移った後、また、女性シリーズに戻ってい
るので、やはり、それが有名なのです。
このシリーズ、本人も「何もその気は無かった」とは言っていますが、
まぁ、描き殴りの「化けもの」です。^^;
おそらくは、その、ペンキ職の経験が反映しているのは間違いあり
ません。北野恒富や加山又造の場合、緻密な工芸手法の経験が
絵画に反映しているように、クーニングの場合はペンキ塗りの経歴
が、そのベースにあるというわけです。
なるほど、それ以前の絵画には、例えば、マネによる神への冒涜
であろうと、マティスによる色彩の暴力であろうと、絵画自体として
は丁寧に描かれたものには違いありませんでした。
描き殴った絵というのは無かったのです。
しかし、描き殴りとはいえ、わずかに具象性を残して、すごく計算
されたものなのだろうと思います。
さて、この人、抽象表現主義の先駆者として、常に、ジャクソン・
ポロックと対比して評されます。
となると、ポロックと一緒に言わなければならないわけで、、、
う~ん、それは、すごく難儀。。。^^;;