ベルギー王立美術館 その5 | FishEyeArt blog

ベルギー王立美術館 その5

こんばんわ。FishEyeアートです。 夜の街


ラストは、デルヴォー。


デルヴォーの作品の特異性は、彼がマザコンであったため、という
解説が多いのですが、しかし、単純にそれだけとは感じられません。


デルヴォーは 1897年生まれで、マグリットの1年年上になります。
同じベルギーの地で同世代のマグリットによる謎かけな作品を観て
いた彼としては、自らの作品に独自のいろんな仕掛けを入れようと
したのではないでしょうか。



さて、美術館の歴史、その後です。


1831年のベルギー王国独立以降、ブリューゲル、ルーベンス、ヴァ
ン・ダイクなどに代表されるフランドル絵画が積極的に収集(取り
返し?)されました。


また、王国の独立以降は「ベルギー絵画」と呼ばれることになるの
ですが、1887年の現在の古典美術館設立と並行して、19世紀の

ヨーロッパ名画が集められていったのです。


さらに、20世紀になると、マグリットやデルヴォーの作品も付け加え

られ、古典美術館設立の、およそ100年後の 1984年に近代美術

館が設立されます。


この建物は、古典美術館と同様、地上は3階ですが、地下が8階

まであり、現代アートも展示されています。


今回、マグリット美術館が分離独立する形でオープンになりますの
で、近代美術館の展示構成も変更になるのでしょう。


と、ベルギー王立美術館は以上です。



# 最後に、Windows Live 地図を入れ忘れていたので設定しようと
   したら、、あ! " Bing Maps " に変わってる!
   ということは、これまでの記述、全て書き替え~?!(泣)



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