東京国立博物館の現在の近代絵画所蔵品展
こんばんわ。FishEyeアートです。
先日、ロスコ展の帰りに東京国立博物館へ寄って、所蔵品展を鑑
賞してきました。本館18室、1階の左側。所蔵の近代絵画がたくさ
ん展示されるというのではなくて、博物館の1ジャンルの部分が1
室に出されるという形です。
今回のお目当ては、再度じっくりと拝見したく、
上村松園 『 焔 』 1918 (T07) 190.9*91.8
日本画の人物画は、等身大+αのサイズで描かれるものがあ
ります。+αですし、地面よりも少し高い位置に掲載されるので、
観ている人からは、「自分よりも大きい人」に感じられます。
だから、生身の感があって、迫力があるのです。
この作品、怖かったです。されど、品のある生霊です。
恐ろしさよりも品の方が、微妙にまさっているように描いてあり
ます。
しかし、先日ご紹介した、大川美術館蔵の 『 螢 』 を描いた同
じ人の手によるものとは思えないですね。
下村観山 『 修羅道 』 1900 (M33)
地獄絵巻です。
最後に出てくる鬼が、ディアブロのボスキャラのようで(とか言っ
ても、ここでは、知る人少ないですよね ^^;;)、これも怖ろしき絵
です。
次は初顔合わせ。
横山大観 『 雨後 』 1919 (T08)
中沢弘光 『 霧(裸婦)』 1907 (M40)
安井曽太郎 『 自画像 』 1906 (M39)
HPに追加反映させました。
本館18室で、6.14(日)まで展示。
東京国立博物館の近代絵画は、もう少し展示室の割り当てを増や
して常設的に展示してあると、ありがたいんですけどねぇ。。。