シスレーの切手と画質 | FishEyeArt blog

シスレーの切手と画質

シスレーのフランス切手、『 ロワンの運河 』 1892 オルセー美術館
をアップしました。


原作はこれです。

シスレー


ところが切手になると、、

シスレー切手


1974年の発行ですが、8色か16色ぐらいに落としてあるんでしょうか、
かなり印刷の質が悪いです。シスレー本人が見たら、切手にすること
をリジェクトしたんじゃなかろうか、というくらい、別ものになってしまっ

てますね。


一方、日本では、1974(S49) というと、川端龍子 『 愛染 』 が発行

されています。

龍子


「日本の切手は世界一美しい」といわれていた時期があったそうですが、
こうやって比較すると、よく解ります。


手放しで喜びたいところですが、しかし、次のドイツ切手は、1975年
の発行です。


シュレンマー


シュレンマー 『 バウハウスの階段 』 1932 ニューヨーク近代美術館


日本だけが特別に超進んでいた、という訳まではいかないようです。