オルセー美術館 その10 ~ モローとムンク
さて、再びオルセーに戻って、その10、モローとムンクです。
点数は多くありません。
モローは、『 オルフェウス 』 1865
先日、コローの
『 冥界からエウリュディケを救うオルフェウス 』 1861 ヒューストン美術館
で妻を救えなかったオルフェウスが、死して首と竪琴がヘブロス川を
流れてトラキアの岸に着き、若い娘が拾い上げるというシーンです。
怖ろしい絵ではありますが、古今東西、「生首」を、ここまで詩情豊か
に描いた画家は、モローだけでしょう。
併せて、漏れてました
『 オイディプスとスフィンクス 』 1864 メトロポリタン美術館
『 ヤコブと天使 』 1874-8 ハーバード美術館
もアップしました。
エジプトの、あのでっかいスフィンクスが、美しくもあり怖ろしくもある
生き物として現れ、観る人に様々な想像を掻き立たせてやまない
すごい作品ですよね。