自粛モードに入ったこの機会に

閑話休題と題して今までの釣りで

印象に残っている事を綴ってみたい

と思います。

今を遡る事、30年以上前になります。

当時は磯釣りでも堤防釣りでも

チヌを狙って釣行していました。

その年の春も磯釣りでチヌを仕留めて

悦に入っていました。

その場所は、三重県南伊勢相賀浦の磯です。

当時、夏場は完全禁漁で、10月から磯釣り

解禁でした。

それで友人とグレを狙って相賀浦へ釣行

しました。

乗った磯名は、サイトウです。

なんでも、以前、斉藤さんという方が

この磯で、爆釣して以来、この名前が

付いたとの事でした。

自分たちは、初めて乗る磯でしたので、

船着きで並んで竿を出しました。

潮は、下げ潮に入っていました。

解禁間際の磯らしく、中小のグレが

退屈せず釣れます。

そして喰いが少し渋くなった頃でした。

ウキがスーと水中へ入りました。

すかさず合わせます。

無事魚は乗りました。

竿も立ち、一瞬、中小のグレと思った

その時です、いきなり竿先が水中に

引き込まれ、何もできないまま、ハリス

を切られました。

すぐさま友人に、今、デカイのに切られた

と、報告します。

その様子を見ていなかった友人は、

ウソーと、とりあって貰えません。

それぐらい一瞬の出来事でした。

震える手でハリスを結びなおします。

あっ、この時のハリスは2号です。

釣りを再開すると、相変わらず中小の

グレは釣れますが、先程のグレの引き

に比べたら、こんなもんじゃなかった

と、頭からはなれません。

そうこうする内に、午後に入り、上げ潮

に変わってきました。

納竿時間までもう間もない頃でした。

ウキが、スーと入ります。

合わせます。乗ります。

いや、文字で書けば、こうなのでしょうが

今度は、合わせた瞬間、一気に引き込まれ

またまた、ハリスをぶち切られて

しまいました。

友人は、やはりまた、ウソー。でした。

こんな事、初めてでした。

大グレの手強さを初めて味わった

出来事でした。

悔しくて、悔しくて、その後、毎週の様に

通い、とうとうその時がやって来ます。

年も変わった2月の事です。

乗った磯名は、テンラクでした。

厳寒期で、その日は2回しか当たりが

ありませんでした。

1回目の当たりは、素バリでした。

これはグレの当たりだと感じました。

同じポイントに、そっと仕掛けを

入れていきます。

ウキ下は、3ヒロ半と今でもハッキリと

覚えています。

ウキが、スっと入った後、スーと入ります。

今後こそ、っと、しっかり合わせます。

あの引きです。

なんとか浮かして、タモに納めた時の

達成感といったら❗️

4ヶ月の月日が流れていました。

これが、初めて40センチオーバーのグレ

を釣った釣行記です。

その後、さらなる大グレ、尾長グレを

求めて行く事になりますが、またの機会

にします。

釣りに行ける事を願って、今回は

閑話休題といたしました。

長々と、お付き合いありがとう

ございました。

では、また。