漫才生活104日目
テーマ「人の役に立つ仕事」

A「はいどーもー、アンカップです、よろしくお願いしまーす!」

B「私の人生はどこに向かっているのだろうか」

A「詩人のような始まり方ですね、一応言わせてください、これは漫才です」

B「なんのために生きてるのだろう」

A「ちょっと心の闇がとんでもないことになってるんで話聞いてみましょう、なにどうしたの?」

B「いや今私たち漫才師っていういわゆる娯楽の仕事してんじゃん」

A「まあね」

B「もっと人を助ける仕事とかした方がいいんじゃないかと思うんだよね」

A「あー、消防士とか警察とか?」

B「いやマンホール職人」

A「マンホール職人!?ごめんなさい詳しい話聞いていきましょう、え?そもそもあれって手作りだったの?」

B「そう、長崎県萬方留市の高松職人が1人で全国のマンホール作ってるんだよ」

A「え!1人!?いやまってまって、萬方留市!?すごい名前!そんなミラクルな人がいると思わなかったよ、でさ、まあね、その職人さんはいいとして、人を助ける仕事とマンホール関係なくないですかね?」

B「おいおいこいつはとんでもねぇパンク野郎がいたもんだぜ」

A「私の一言でBの中の外国人人格を引き出してしまったようです」

B「マンホールがなかったら今頃日本は穴だらけだよ、みんな落っこちてひょっこりし放題だよ、それを考えたらね、マンホールってめっちゃ必要だからね」

A「確かにね、マンホールすごいわ、マンホール職人最強だね」

B「ひとつ聞いていい?」

A「なに?」

B「マンホール職人ってなに?」

A「てめぇぶち殺すぞ、もういいよ、どうもありがとうございましたー!」