卑怯者 | こころのネタ帳

卑怯者

何のいたずらか、きっと運命のいたずらなのだろうが、一発で流れないトイレというものが存在する。
ジャーッといった後になぜかヒラヒラ紙が底に見えているという不可思議な状況である。
当然、何を流したという話ではなく、大きさがなんだという話でもない。
私が毎日通う会社のトイレがそれなのだ。
必然的に、トビラを空けた途端、前回の人の紙が見えているケースがよくあり、そうなると余り気分がいい出来事ではないので何もしないまま水を流す。
環境破壊ではある。
分かっている。


先日、その環境破壊的水流しをしたところ、いきなり詰まったかのような現象が起こった。
コポコポと微かな音が鳴ったかと思ったら水位が上昇した。
これは危ない。
急いで私は隣のブースに移動した。
「環境破壊的なことをしていなかったら大惨事だったな~」と思いながらも、次の人はどうなるのだろうかということをふと思った。
そして、最悪のシナリオを想像し戦慄が走った。
バタンと音がして新たな客がトイレに入ってきた。
勢いよく歩く足音から、隣のブースに入ることは容易に想像できたが、ブースの中から「詰まっている恐れがありますよ(^^)v」の一言は私の口からでなかった。
聞こえてくる一連の音から推測するにその男は50前後の部長クラスだ。
彼は無駄な動作をせずドカッと座った。
私は用を済ませ、手も洗わずに直ちに退室した。



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