お好み焼き屋の楽しみ方 | こころのネタ帳

お好み焼き屋の楽しみ方

ここのところなぜかお好み焼き屋へ行く機会が増えている。
入店すると「お客様2名様、ご来店で~す。ポンポコポ~ン。」と言われてしまうあのお好み焼きチェーン店がお気に入りだ。
「ポンポコポ~ン。」
初めての人はみんなびっくりするだろう。
そして変な店に来てしまったと顔を見合わせるかもしれない。
しかしそれは、気恥ずかしさと、そんなノリにはついていかないよと大人ぶりたいからだけで、これから起こる出来事に期待している本当の自分に気付くのに時間はかからないだろう。
座席に着いてしばらくすると注文をとりに来る。
初めて来店した時の私はひどく興奮していた。
(まっ、まさか、注文のたびに言うのか?)
「ビールおふたつですね。かしこまりました。」
・・・。
言わないのかよっ!
ホッとしたと同時に少しがっかりする。
代わりに自らこころの中で・・・(ポンポコポ~ン)。
メニューには何種類ものお好み焼きやもんじゃ焼きが並んでいる。
親切にも作り方のマニュアルがある。
宴席で一番年下でも頑なに何もしない私だが自分で焼きたくなってくる。
おもて5分のうら5分。
上司:「おい、おい、もう焼けたんじゃないか?」
私:「まだですよ~。あと30秒ですよ~。」(ポンポコポ~ン。)
なぜか必ずうまく焼ける。
上司:「お前はお好み焼きだけは率先してやるな~。」
私:「そうですか~?」(ポンポコポ~ン。)
気になることがある。
店員の「ポンポコポ~ン。」の言い方である。
彼らはうつむきかげんに小さめの声で言ったり、なんでもないかのようにあっさり言ったりする。
劇団員ばりの過剰な演出はなく、あくまでもさらっとしている。
実際、店員がノリッ、ノリッで笑顔満面に「ポンポコポ~ン。」と言っていたら、店員がタヌキさながらにお腹を叩きながら「ポンポコポ~ン。」と言っていたら間違いなくひいていただろう。
本社の意向だろうか、というか、私の観察によれば単純に皆恥ずかしいようだ。
今では入店時の店員の対応を見るのがお好み焼きそのものよりも楽しみになっている。
入店して店員の風貌を確認して私は妄想する。
(はずかしいんだろっ。でも言わなきゃいけないんだぞ。ほら言ってみろ・・・。言わないなら俺がいうぞ~。ポンポコポ~ン。)
私生活では完全にMだがこの時ばかりはドSになる。
お好み焼き屋でSになる。
バイトの学生風の女の子もいいが、店長クラスのおじさんの「ポンポコポ~ン。」もその人の人生を感じさせてくれて捨てがたい。



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