虫と男、男と虫と | こころのネタ帳

虫と男、男と虫と

いつの間にか虫が触れない体になっている気がしていた。
ゴキブリを見ようものならいつも大騒ぎだ。
たしか見た数×50だしね。
カブトムシやクワガタならイケる気がするがその他はどうも自信ない。
軟弱になったものだ。

男らしくない。
アンチマッチョの私だがそう思った。
最近川釣りをする機会があった。
子供の頃の感覚のまま意気揚々とえさを選んでいたが不安がよぎった。
釣りのえさと言えば決まって気持ちの悪い虫だからだ。
ミミズ、アカムシ、さし・・・。
昔は平気で触れたが今はどうだろうか。
釣り具屋を覗くと練りえさやイクラに混じってブドウ虫の名前があった。
ものの本に因れば川釣りでは定番らしい。

子供のころは憧れの餌だったような気がする。

私の近所は川の下流かつ沼の近くだったのでブドウ虫は使ったことがない。
初対面だ。

実物を見ると単なる芋虫だ。
何故こんなものを買わなければならないのか。
社会勉強のため、自分を試す意味でも購入を決意した。
ファーストコンタクトはかなりビビった。
餌箱をあけると芋虫の塊がうごめいている。
ブドウ虫の体を強くつかみ脈打っている体に釣針を通す。
何度もやっている内に当たり前の作業になる。
その日の釣果は親指ほどのマス2匹だったが、それよりも自分の男らしさを再確認できたことがうれしかった。

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