嵐を起こして | こころのネタ帳

嵐を起こして

突然の嵐に巻き込まれ改札をでると多くの人が足止めをくっていた。
物凄い雨だ。
悔しい思いを胸に傘を買う。
いざ帰らんとする。
ところが周りを見ると傘を持っている人さえ駅から出ようとしない。
雨があまりにも強いからなのだろう。
傘をさしても濡れるからなのだと思う。
みんな様子を見ている。
私にとっては雨が降っている事実しか気にならない。
雨の強さは関係ない。
こんなときだけ男らしい。
濡れても構わないさっ。
そんな自分をカッコイイと思う。
数分後にはかなり濡れてきた。
関係ないねっ。
車が横を通る。
誇らしげに歩く。
カミナリがなる!
誇らしげに歩く。
なんとサイレンがなる。
顔をしかめて見せる。
家に着くと足はずぶ濡れ。
感覚的にいえばガンダムだ。
俺は機動戦士。
翌日湿ったズボンで出社する羽目になりようやく自分の愚行に気付く。
昨日の私の背中にはきっと「バカ」の二文字が浮かんでいたことだろう。