6月8日淀川チヌゲーム・方向性見つかったかな? | ぢょにぃのルアーづくりLIFE・Ⅱ

 ここ2、3年の間、テーマにしていたのが、スナッグレス性が高く、フッキングの良いリグ。チヌ、ロックフィッシュ相手に使えるアイテム。

 

 完成を見たガルフバグ、クエイキーバグ。魚へのアピール、フッキング性能はこれ以上向上の余地がないほど自信がありますが、スナッグレス性において課題が残るのが正直なところ。いわゆる”はさまり事故”に対してはどうしようもありません。

 

 スナッグレス性に関して成績が良いのは、スリムなシンカーを組み込んだドロップショットリグ。根がかりで致命的な場面はフックが障害物に”引っかかる”こと。障害物が、フックが刺さり込んでいく材質ならば、ほぼ回収不可能です。岩石など、フックが刺さりこまない材質ならば、回収できるケースもありますが、フックポイントへのダメージは避けられません。ドロップショットリグなら、ストラクチャーへのコンタクトがシンカー中心になり、フックがストラクチャーにコンタクトする頻度はより少ない形となります。ロストを避けるならば最上のチョイスかも知れません。

 

 逆に私が考えるデメリットは、次の通り。

・シンカーにリグが追従するアクションが出せない。

・シルエットの一体感がない。

・ボトムへのコンタクトにダイレクト感がない。すなわち、魚へのアピールとなる、コンタクト音が出ない。

・魚がバイトした時にライン2本をくわえ込むので、違和感を与える。

上記の原因から、ダイレクトなテキサスリグよりも魚へのアピール、フッキングチャンスともに少ない印象を受けます。(ごく個人的な印象ですが・・・)

 

 バスをやっていたころ、しばしばお世話になったのが、ニードルシンカー。細い形状のバレットシンカーですが、すり抜けは抜群でした。正確にどんな形状たったか思い出そうと検索して探してみましたが、見つかりません。もう廃盤なんでしょう。欠点といえば、やたらとワームがずれることと、ボトムへのコンタクト感が感じられないこと。

 

 テキサスリグの根がかりのメカニズムですが、シンカー自体がストラクチャーに挟まってロストすることは、まれです。ほぼすべてのケースで、フックがストラクチャーに引っかかって取れない状態がテキサスリグの根がかりの形です。何故こんなことが起きるかと、実際にリグを組んで試したことがあります。

 

 原因は2つ。

・フックの前部にストラクチャーがコンタクトすること。シンカーでフックは守られていない。

・ペギングしてシンカーとフックを一体化させる手もあるが、フックポイントが下を向き、ポイントがストラクチャーに引っかかってしまう。(フックはポイントが下の方向になりたがる)

 

 以上が主な既存のリグの特徴です。

 

 それに対し、現在進行中の研究の課題が次の通り。

・フックポイントが常に上向きであること。

・シンカーもヒラを打ちすぎず、上下が安定すること。

・適度なコンタクト感をキープしつつも、狭いスキマもクリアーできること。

・市場にある、豊富な種類のフックを選べること。

 

 いくつかアイデアが出て、試作→ボツを繰り返しましたが、やっと方向性が見つかってきました。

 

 まだまだ詳細な姿はお見せできませんが、テストでの釣果は以下の通り。

さらに洗練させていきたいと思います。恰好のテストフィールド、超ガレ場がある淀川で、恰好のテストターゲット、キビレの接岸が続く間に完成させたいですね・・・










 

↓ご近所チヌゲームの集大成的な記事を掲載させて頂いてます。どうぞ宜しくお願いします!私の工房の風景もちらっと出ていますよ爆  笑