- 高杉 良
- 不撓不屈〈上〉
今回の飛行機本として持参。
上巻読み終わる。
TKC創始者の飯塚氏に関する実話とのこと。
映画化されたようだけど、こんなことが実在したなんて全然知らなかった。
Amazonの解説はこちら・・・
「国税局に闘いを挑み、勝利した男
──その執念の軌跡を描く実録社会小説。
税理士飯塚毅は事あるごとに税務当局と理論闘争を続け、昭和37年10月には当局を相手に訴訟を起こす。メンツをつぶされた当局は税務調査で飯塚に嫌がらせを始め、“飯塚事件”を刑事問題にすべく、関与先法人に脅迫的な調査を続け、飯塚との顧問契約解消を迫る。ついに、四人の事務職員が逮捕された。飯塚と国家権力との抗争は泥沼化の様相を呈するが、飯塚は国会にまで戦線を広げ、国会審議において国税側は完敗。そして昭和45年、職員四名は無罪判決を受ける。たったひとり、国家権力に抗した男は不屈の精神力で勝利を勝ち取った──。」
ぱっと読んだ感じでは、「沈まぬ太陽」に雰囲気が似ている。
ただ、あちらは対企業だったのに対し、こちらは対国家権力。
まだ下巻を読んでいない段階だけれど、確かに事実とすれば凄まじい嫌がらせ。ただただ驚く。
上巻は、あくまでも事件のイントロダクションと、飯塚の生い立ちについて。
こういうスーパーマンみたいな人って昔は多かったんだなあと思う。エピソードが嘘くさいほど(失礼)。でも真実に近いことなんだろう。
どうも高杉良の文章が肌に合わず、しっくりこないのだけれど、物語としては面白い。下巻も楽しみです。
ただ、会計とか税務のある程度の知識がないと読みづらいことは確か。
論点になっている「別段賞与」と「旅費日当」、当時の税制ではある程度合法と認められる余地があったということにむしろ驚く。今、こんなことやったら一発でアウトです。
「プロフェッショナル」とはどういうものかを考えさせられる、そんな内容の本です。
(それと最近の金融庁の動向と若干感覚が被るんだよなあ)