「雪が降る」 藤原伊織 | あしか、浜辺をさまよえば
藤原 伊織
雪が降る

長編・ハードボイルド「テロリストのパラソル」とはうってかわって、6編の短編集。

かなり好きかも。

この人の文章、余計なものがなくて切れ味鋭くていいですね。


「テロリストのパラソル」はなんていうか無色・硬質な感じだったけど、この短編集はそこそこ色味もあってちょっとだけあったかい。でもやっぱりチクリと刺されるような感覚もあったりして。

個人的には「台風」気に入った。


これを読んだのは小樽行きのJRのなか。

夜の小樽で仕事だった。もうひと気のまばらな旧式の赤い汽車(北海道人は電車とは言わない)はまさに本を読むには最高。そのままずっと乗ってたかったなあ。