- 村上 春樹
- 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
「本書は、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(純文学書下ろし特別作品)(1985年6月15日発行)の新装版(1999年5月30日発行)の改装版です。」
とあるように、書下ろし作品の新装版の改装版です(笑)。
数ある村上作品のなかで、この「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」が一番好きだという人はきっと多いと思う。私もこの作品が一番好きで1年か2年に1回くらい無性に読みたくなって本棚から引っ張りだします。
ただ文庫でしか持っていなくてハードカバーが欲しかったけど、新装版が気に入らなくてずっと買えないでいました。(ちなみにコレです)
9月に改装版が出ると聞き、もしかして最初の箱入りの装丁に戻るのか!と期待していたけどやっぱりそうはいかなかったみたいだ。
でも最初の新装版よりはいいかなと思って購入。
今ではよくあるパターンだけど、2つのストーリー(「世界の終り」と「ハードボイルドワンダーランド」)がシンクロしながら進んでいくという形に当時は衝撃を覚えた記憶があります。
物語自体も春樹にしてはスピード感もあってざくざく進んでいきます。
もちろん合間には春樹独特のいろんな間があったりして。
この頃の春樹作品を読んでから最近の作品を読むとき、登場人物にみんな名前がついているということをまだ素直に受け入れられないんだなあ。
頭がきっと固いんだ。
最初この本を読み終わったとき「ダニーボーイ」のCDを探すのに結構大変だった。
今だったらiTunesとかあればすぐにダウンロードできちゃうんだなあ。