私、小路裕介だけでなく、最近、若い磯釣りファンが増えているみたいですね。海釣りにも色々なジャンルの釣りがありますが、野趣あふれる釣りといえば磯釣りが一番で、潮が飛ぶ南海の荒磯あるいは風光明媚な田舎の海岸線で過ごす一時は、喧噪の中で過ごす都会人には、とても魅力的です。加えてゲーム性の高さ、大物と出会えるチャンス、自分一人の技だけがたよりという男らしさが、若者の気を引きつけているのかもしれません。

ただ、気をつけなければならないことは、海そのものに対する知識、特に潮を読む目が、非常に重要になってきます。また、小路裕介お気に入りの磯釣りは、都会の波止とは比べものにならないほど、生物層が豊かですから、博物的な魚類知識も要求されます。カッターナイフが危ないなどと云うアホな人種はいませんし、アウトドアという点でも、ファッション的なライフスタイルの入り込む余地はありません。ひたすら魚を釣ることに執念を燃やすのが、磯釣りなのです。私、小路裕介は、そこに惹かれています。