2代目ボンボン経営者
創業オーナーの呪縛から逃れられない2代目社長がいる。
創業オーナーが健在で力があるが故に、2代目は40歳過ぎても何も出来ないし結果も出せない。
先人達による株式マーケットから調達した資金と、過去の利益から積み上げた余剰金はこの10年余りで底をつきつつある。
20代のころは2代目として、当時の経営陣に相当辛辣な意見を言っていたが、いざ、経営者の立場に付くと何も成果を出していない。
主な成果は純資産を減らしただけである。
この原因は何か。それはリーダーとしての教育を受けていない。
日本で生まれ、米国で学んだ英国紳士気取りのビジネスマンは、本当の経営者の修羅場を父親と違って経験していないのである。
海外の企業と提携をするのも良い。AIを取り入れているプログラミングを組むのも良い。
しかし、そんなことはもっと資本力のある同業がとっくに取り組み商品化しているのである。
同じ業を名乗っている企業は黒字であるが、当該企業は赤字である。
20代の頃に自分が言っていた言葉を今後は自分自身に言ってみたらいい。あっという間に人は年を取り、若かった坊頭も40代となる。
そしてどんどん保守的となり、何も手を出せなくなっていく。
2代目社長が会社をつぶしていく最大の理由が、守りに入っていくからである。攻撃は最大の防御である。
攻撃の方法すらわからない、喧嘩の仕方すらわからないのがボンボン2代目なのである。
創業オーナーに引っ張られていたら、いつの間にか会社はなくなっていくであろう。
仲よし役員を集めた経営ごっこの成れの果ては赤字決算ということになる。
2代目無能経営者は自ら身を引き、資本家となり、経営力のある経営のプロをトップに据えるべきだ。
いっちゃんのビタミン剤
ベンチャー・コラボ
市村の書籍「1億稼ぐ営業の強化書」 全国の書店にて絶賛発売中!!
5刷の重版が決まり、お蔭様で
日経新聞の経済・ビジネス書ランキング5位になりました!
http://youtu.be/F96v8a-3Ea8