関東三大天狗の御山のひとつである迦葉山にある弥勒寺へ行きました。
入口から車でどんどんお山を登っていきます。
もちろん、山の下から参道もありますが・・・。
かなり上がりました。
開山は848年。護国寺としてだったそうです。
曹洞宗に改宗したのは1456年。
この改宗開山した禅師を助けたのが天狗様(中峰尊者)だったそうです。
最初の開山の時は天皇家の発願で、そして江戸時代には初代将軍の祈願所だったので、
菊の御紋と葵の御紋が本殿にあります。
まずお参りしたのは中峯堂。
大きな天狗様のお面が掛けられています。
ここに祀られているのが中峰尊者(天狗様)です。
天狗様のお面をここから借りて、
次の時に一つ増やして借りたお面を返すという風習があります。
こちらは本堂。
そして、和尚台を目指して歩く事に。
中雀門を潜って行きます。
渡り廊下の下に通る道があります。
中雀門の所に、『熊除けの鈴』が置いてあるので持って行きます。
御神橋を通って登山道へ。
和尚台までは600メートルだそうです。
入口には他の人たちが使ったと思われる杖代わりの枝が置いてあったので、
私たちもそれぞれ1本ずつお借りしました。
とにかく登ります。
朝方まで雨だったせいもあって、どうやら私たちが今日最初の登山者。
クモの巣が引っ掛かる引っ掛かる。
ぬかるんでいて滑りそうだったら止めようと登り始めたのですが、
スニーカー(ダンナ)でも結構登れるので目的地まで行く事に。
丁度半分の所でまた標識がありましたが、本当に600メートルかなぁ??
結構、木の根などで登り易かったり、登りにくかったり。
1人で来るのはヤダナ。
で、とうとう目的地の和尚台まで。
岩に張り付くように建てられてて、すんごく朽ちちゃってて、
中に入る勇気なかったんですが(笑)、
ダンナが一枚パチリ。
この左側の開いている所の奥には仏像があるらしいです。
そして、和尚台の右側には【胎内くぐり】ができる岩山が。
鎖場になっていて、登るのは可能です。
でも、崩れた岩が鎖の上に落ちてたり、雨で滑りそうでビビって止めました。
上の方には祠がありました。
この岩の中に五百羅漢さまがいろんな場所に鎮座されているそうです。
次はちゃんと支度して、晴れた日に行ってみたいなぁ。
上からの眺めも絶景らしいです。
下りは・・・やっぱり大変なトコは大変。
でも、1本の杉が3本になっているのや、
綺麗な山あじさいなんかに気が付きました。
ここ、長男が絶対に好きそうだなぁ。
山の下から登れる参道は、4キロ程だそうです。
やっぱり修行の山なんだよなぁ。
ちなみに、和尚台の隣の胎内くぐりの岩山は、
車で登って来た時に見た岩山でした。