2回、置き去りにされたこともあったね。
1回目は、地元の県庁所在地の市で、デートしようとした時だったよね。
あなたは大学生で、実家に帰ってて、私は働きだしてた。
私は、わざわざ電車で1時間半かけて向かったんだよね。
あなたも、電車で来てくれたよね。
それで、昼前くらいに集合したね。
そして、ブラブラと歩いてて、デートしてたね。
私たちは、2人とも、ラーメンが好きだったから、
ぶらっと歩いてる時に見つけたラーメン屋さんに入ったね。
それを食べて、またブラブラしたたら、お母さんから電話があったんだよね。
それで、親戚が来るからと呼び出されて、私をその場に置いて、帰ったんだよね。
私に、行ってもいいかとも聞かずにね。勝手に決めちゃったんだよね。
その呼び出された用事も、「親戚とご飯行くから帰って来い」だったよね。
あなたは、自分の家族をどう判断していたのか、
高校の時は、家に電話をかけていたから、バレてしまうけれど、
大学の時から付き合った時は、私のことを一切言わなかったよね。
あなたは、言うとうるさいからとか、いろいろ言ってたけど、
言ってた方がよかったと思ったよ。
だって、最初のお母さんがあなたはに言った文句は、
あなたはが、隠してたのが嫌だったって言ってたような気がするよ。
まっ、今さらなんだけどね。
その後、私は、あなたに会うためだけに出てきてたから、
何もすることもなく、帰るだけだったよ。すごくツラかったよ。
あなたは1人で時間をつぶせる人だけど、
私が、そういうことできない人だって、十分わかってたハズだよね。
あなたが去っていく姿を見て、泣くことしかできなかったよ。
2回目は、学校入ってる時だったよね。
あなたに会いに行って、あなたは学校に戻らないといけないからと、
何か練習があるからと、早く帰らないといけなかったよね。
だから、私はあなたの近くの駅まで送る約束をして、ついて行くことにしたよね。
そして、その場の駅のホームで、
あなたは『同期がいたから、行くわ』と言ったらしいけど、
私は、あなたはのその一言は、まったく聞こえなかったんだよ。
そして、あなたは私を無視して、その同期の人のところへ行ったね。
あなたから近寄るなというオーラが出てて、私は呆然とすることしかできなかったよ。
とりあえず、同じ電車に違う入り口から乗ったんだ。
私は、目的の駅で、あなたが何かを言ってくれると信じて。
そしたら、乗った後に、あなたからメールが来たんだよね。
『同期に会ったから、帰ります。』みたいな。私は、わけわかんなかったよ。
目的の駅に着き、あなたも私も降りたよね。
あなたと私は、目があったハズなのに、あなたは知らぬ顔で、去っていったよね。
私は、またまた呆然とするしかなったよ。
あのあと、また意味不明に時間もつぶせないし、バス3時間の帰り道、悲しかったよ。
あなたは、たしかみんなで公園で練習するからと、
私に、『●●公園で練習するから見にくるか??』とメールをくれたよね。
私は、腹が立ってて、行かなかったけど、
駅で、たった1人の同期の人に私を紹介できないくらいなのに、
そんな『来るか??』と言われて行ったからって、構ってくれないよね。
私は、もっと寂しい思いするんじゃなかったの??
その後、私が帰っても連絡しなかったから、あなたは心配してたよね。
始めは、あなたが悪いと思って連絡してくれてたけど、それでも、無視してた私がいたね。
最低でも帰ってるハズの時間になっても、連絡がなくて、
あなたも、学校で携帯が使える時間に制限があるから、イライラしてしてたね。
『こっちだって、時間がないんじゃ、いい加減出ろや』って、最終的に、あなたがキレてたよね。
さすがに、1度電話には出たけど、やっぱり私が無理してでも行った。
なのに、その態度??なのに、そんなさよならの仕方??って許せなかった。
そしたら、寝る前に『ごめん、これから迷惑じゃなかったら、毎日電話するから』って、言ってくれたんだよね。
この時が、最初で最後の、私があなたに勝ったというか、勝ち負けの問題じゃないんだけど、
私から、謝らなくて、あなたが謝ったことだったような気がするよ。
この時だけ、権勢逆転って感じだったかな。
まっ、こんなことがあっても、私はあなたが大好きだから、
やっぱり、許しちゃうんだよね。
あなたが、何をしようと、あなたを大好きな気持ちを変えることはできなかったんだよね。
あなたと、離れていても、信じてる気持ちでいっぱいだったんだよね。
何年たっても、あなたに会いたい、そう思う気持ちでいっぱいだったんだよね。
何年たっても、別れ際の、バスや電車、新幹線でバイバイするのが、いつもツラかったんだよね。
何年たっても、新鮮な気持ちでいられることが、嬉しかったんだよね。