遠距離が始まって、3ヶ月くらいに何日かしか、会うってことしかできなかったね。
私も我慢してたけど、あなたはもっと我慢してたかもしれないね。
私は、実家にいたけど、あなたは1人だったもんね。
あなたが1人で大丈夫な人だと思ってたけど、会いたいって思ってくれてたよね。
あなたの1人暮らしの部屋に行ったね。
始めて行った日は、どんな理由つけて行ったっけね??
あなたの部屋は、本当にワンルームで、キッチンも一体化してたね。
唯一、お風呂とトイレは別だったけど。
なんか、物に埋もれてたイメージがあるよ。
でも、始めてのお泊まり、私は、ドキドキだったよ。
あなたと、一緒のベットにいた夜、本当に彼女になれたと感じれたよ。
一緒に、並んで作ってくれたご飯食べたっけ。
京都デートして、映画村とか、行ったよね。
今まで、いろんな思いして、ツラかったりしてたんだなって、
あなたの、素直な姿を見て、愛おしく思ったよ。
あなたと、ずっと一緒にいたいと、さらに思ったよ。
あなたが実家に帰ってくると、毎日のように会えたね。
でも、前もって家族に言ってないと、早く帰っちゃうよね。
いつも、送っていくの寂しかったよ。
離れてても、いつも、ちゃんと連絡くれたよね。
「行ってきます」「行ってらっしゃい」
「ただいま」「おかえり」
を、私が強要したのかもしれないけど、ちゃんと必ずメールしてくれたよね。
それを、ずっと別れるまで、続けてくれたよね。
きっと、あなたにとっては、面倒なことだったと思うけれど、
離れてることを、ちゃんと受け止めて、私を思ってくれてた証拠だよね。
本当に、ありがとう。
あなたは、いろんなバイト頑張ってたよね。
実家に帰ってきてた冬は、私が持ってた求人雑誌で、警備のバイトしてたよね。
寒い冬だから、大変だったよね。
仕事できる子だから、入って数日のあなたなのに、1人でまかされちゃってたね。
せっかく帰ってきてたのに、ちょっとしか会えなくて淋しかったよ。
でも、仕事終わってからとか、公園ブラブラしたっけね。
それから、1人暮らししてる時は、
コンビニで、学校行く前に、朝4時とかから頑張ってたよね。
大変だったみたいだけど、寝坊することもなく、エライよね。
次の年の秋くらいに、2度目、あなたの部屋に行ったよね。
あなたは学校があって、私1人であなたの部屋で待ってたんだよね。
たしか、布団で包まって、待ってた気がします。
終わって、すぐ帰ってきてくれたんだよね。
そんな暖かい人だったよね。
大学生活のあなたは、どんな人なのかわからないけれど、
浪人してから、人が変わってたのかもしれないね。
何に対しても、一生懸命だったように思います。
グダグダ生活してた、私は、ダメな子だって思わされたように思います。
一緒に生活できたら幸せだなって、その時思ってたんだよ。
そんなこと、あの時は言えなかったけど。
あなたの頑張ってるそばにいたいと思ったよ。
そうだ、冬のバイト頑張ったおかげで、バイク買ったね。
今でも乗ってる、あのバイク。
私は、バイクが怖かったし、事故しても嫌だから、
よく「乗りたくない」って言ってたけど、
あなたの後ろに乗るバイク、本当は好きだったよ。
それに、バイクに乗ってるあなたの姿は、すごくカッコよかったよ。
働きだしてから、1度も乗せてもらえなかったのが、残念だったよ。