心理カウンセリングを行う資格は、どんなものがあるかご存知ですか?
実は日本では、カウンセリング業務を行うための専門の資格があるわけではありません。「カウンセラー」は誰でも名乗っていい、カウンセリングを行っていい状況にあります!
とはいえ、利用者さんの心に触れる仕事なわけですから、カウンセラーは心理学の知識やカウンセリングの力量だけでなく、高い倫理意識や医療、福祉、法律の知識など、幅広く学んでいる必要があります。今回の記事では、心理カウンセリングを行う際の主だった資格をご紹介します。
『臨床心理士』
日本臨床心理士資格認定協会が認定する資格です。協会が設立され、資格認定が始まったのが1988年と古く、歴史のある資格といえます。資格を取得しても永続ではなく、5年に1回の更新が必要です。臨床心理士の専門的業務は、以下の4つに分けられます。
①査定業務。心理テストや面接を通して、その方の特徴や課題を明らかにする。結果から、どのような支援が望ましいのかを検討する。
②いわゆるカウンセリング(サイコセラピー)業務。対話や箱庭、描画などのツールを使いながら利用者(クライエント)の心理支援を行う。
③個人の方だけでなく、地域(コミュニティ)に対して働きかける、地域援助業務。心の健康に関する知識を広めたり、被災地での支援活動も該当します。
④研究活動。①〜③の業務を行うためにも、下支えとなる研究活動は必要な業務として位置付けられています。
参考:臨床心理士資格認定協会
『公認心理師』
日本で初となる、心理に関する国家資格です。2017年に公認心理師法が成立し、スタートしました。業務として挙げられているものは以下の4つです。
①心理状態の観察、分析を行う。
②心理に関する相談に応じ、助言や指導、援助を行う。
③(心理支援が必要な方の)関係者への相談に応じ、助言や指導、援助を行う。
④心の健康に関する知識の普及を図るため、教育や情報提供を行う。
参考:厚生労働省
これらの資格を持っているカウンセラーが、現状では一番信頼ができるかと思います。
できれば、どんな領域で経験を積んできたのか、どんなトレーニングを受けてきたのかを開示しているカウンセラーだと、より安心です。
カウンセラーを選ぶ時のお役に立てれば幸いです![]()
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