あっちゃんの初舞台『太陽2068』とそのドキュメンタリー番組
めっちゃ楽しみだな~


ドキュメンタリー番組
『ノンフィクションW 前田敦子 最も危険な芸術“蜷川幸雄”への挑戦』を担当したWOWOWの制作局制作部の浦田健司プロデューサーに番組の魅力を聞いた。
--番組の概要と魅力は?
元AKB48の前田敦子が一体どうやって蜷川幸雄の世界に入り込んでいくのかに興味があって、単純にそれを見てみたかったんです。1カ 月間、けいこ場に閉じ込もりけいこをつけて、舞台初日になり、初めて観客の前でその芝居が解放される。そんな舞台独特のサイクルの中で、初めての舞台出演となった前田さんは目まぐるしい変化を起こしていました。頂点を極めた人が、自分のフィールドを離れ、新しい世界 へ一歩踏み出す瞬間なんてそうそう見られるものではありませんので、そこには期待通りの出会いがあると思います。
--今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?
蜷川幸雄さんと前川知大さんという私にとってのスーパースターのお二人が初めてタッグを組む舞台があると聞いていた中、前田さんの出演を知り、人気絶頂を極めた女性アイドルが蜷川さんの舞台に立つのは十数年ぶりで、作・前川知大、演出・蜷川幸雄という偉大な芸術作品の中で前田さんは一体どう役を演じ切るのかということに興味を持ちました。どの時代にも先頭を切る人がいますが、AKB48で中心的存在 だった前田さんが演劇界で何か新しい象徴的な存在となるかもしれないと思い、企画立案をしました。
--制作中、一番に心掛けたことは?
過去にも前田さんのドキュメンタリー作品はありますが、本番組ではあくまでも演劇的な観点から迫り、役者・前田敦子をつかまえたいなと考えて取材をさせていただきました。
--番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?
舞台を観劇することはできますが、そこに至るまでの過程は通常、観客には見せないものですから、限られた人間以外は決してけいこ場に入ることは許されません。しかし、今回の取材では、これまで数々の衝撃作を生み出してきた蜷川さんのけいこ場に入り、初舞台に挑む前田さんの姿を記録させていただきました。舞台芸術が生み出されるまでの時間を共有させていただけたことは本当に幸せでした。
--番組の見どころを教えてください。
前田敦子は何をもって、蜷川幸雄に演劇的接近を果たしたのか? 番組をご覧いただければその答えを、きっとご理解いただけるかと思います。初舞台に立った前田さんの姿を見て、かつてバーブラ・ストライサンドが言い放った「秩序をかき乱すのも芸術家の役割」という言葉を思い出しました。アイドル出身者であってもその役割を担うことはできるのだと。前田さんが“蜷川幸雄の世界”を大きく揺さぶっている姿を見れば、誰もそれを否定することはできなくなるはずです。
--視聴者へ一言お願いします。
前田さんの初舞台作品となった「太陽2068」の放送も同日に予定しております。これまで独自の芸術性でスタイルを貫き通してきた劇場 「Bunkamura」の25周年記念作品として発表された「太陽2068」は、演劇ファンの期待をはるかに超えた素晴らしい作品となっております。演劇を見たことがない方もぜひご覧になってみてください。今回の取材を通じて改めて感じましたが、人生で一度は劇場に足を運び、俳優たちの生々しい芝居を目の前にする観劇体験を誰しもするべきだと思いました。それだけの価値があの空間には十分にあるはずですから。
演出家となって45年、常に演劇界の第一線に立つ蜷川幸雄が、劇団「イキウメ」を主宰する気鋭の劇作家・前川知大の作品を演出したBunkamura25周年記念「太陽2 068」。出演も綾野剛、成宮寛貴、前田敦子と当代の人気キャストが顔をそろえ、抜群の話題性でチケットは即完売。東京・Bunkamuraシアターコクーンでの公演は2階席まで立ち見が出るほどの大盛況となった。WOWOWではこの注目の公演の模様を独占放送する 。
物語の舞台はバイオテロにより人口が激減した近未来。生き残った旧来の人類「キュリオ」と、ウイルス感染から奇跡的に回復し進歩した力を手に入れるが太陽の下では生きていけなくなった新型の人類「ノクス」が共存するように。10年前にノクスの殺人事件が起き十数人しかいなくなったエリアに、キュリオの青年・奥寺鉄彦(綾野剛)と生田結(前田敦子)が暮らしていた。そこにノクスの青年、森繁(成宮寛貴)が見張り番としてやってくる。
今回、蜷川と初めてタッグを組み、座長(主演俳優)として出演者を牽引した綾野は出演の経緯などをこう語る。
「今回はもちろん蜷川さんの舞台だからこそ、出演を決意しました。とにかく“人間・蜷川幸雄”に触れてみたかった。蜷川さんの世界の中で自分がどこまで表現できるのか。それを試してみたかったんです。実際に会って みると、蜷川さんは固定概念がなくて、「とにかく新しいものを」という探究心を持ち続けている人。だから、僕も稽古の初日は、自分の体がどれだけ動くか、どんな表情ができるかということをプレゼンしました。
綾野はこの舞台で、感情を爆発させるような演技も披露し、見る者の心を揺さぶった。「鉄彦はピュアだしバカだし、まるで反抗期の中学生みたいです。でも、一生懸命に人を愛そうとしている。この舞台は社会的な問題を も明瞭にしてしまうので、僕ひとりだけだと大変でしたが、強力な共演者がいたから助けてもらえました。成宮さんは自分自身を達観していて常に安定感がある。前田さんはこれまでの活動も含め、自分が経験してきたことを全て武器にできる人だと思いました」
旧人類の鉄彦と新人類である森繁の人種を超えた友情が大きな見どころ。森繁役の成宮も、綾野との共演に手応えを感じたと語る。
「舞台はやっぱり生ものですから。綾野くんは毎回、違うアプローチをしてきてくれたの で、僕もそれに応える芝居を一生懸命やりました。前半、ノックスである森繁は、クレバーだから悩まない。背筋をピンとして明瞭に 話すことを心がけました。蜷川さんの舞台に出たのは7年ぶりなんですが、改めて蜷川さんの世の中を見る目線って魅力的だなと思いました。とにかく、ひとつのものに対する熱量が大きい人なので、蜷川さんと同じだけの パワーを持つのは難しいけれど、僕にとって舞台は、良い俳優になりたいという欲求を満たしてくれる、なくてはならない“ライフライン”なんです。今回、舞台では初めて共演 した前田さんは、舞台向けの芝居じゃないけ れど、そこがすごく好きで、前田さんの気持ちが入った演技を見ると、「お芝居ってこうしてやるんだよな」と思って初心に帰れました」
前田は初舞台ながら、過酷な試練にさらされる結を体当たりで熱演。蜷川の舞台に出ることは、女優としての夢だったと言う。
「初めて見に行った舞台が蜷川さんの演出で、その世界観に圧倒されて、いつかは私もと思っていたんですが、こんなに早く出させていただけたなんて。まだ実感がわきません(笑)。蜷川さんは私のような新人にもとても優しくて、稽古のときからずっと楽しかったです。結はいろんな感情に流されている子。本番を重ねながら役柄を作っていったという感じですが、安定感がないうちに演技を固めてしまうのは違うと思って、最後まで新鮮さ を失わないように心がけていました」
公演中には23歳の誕生日を共演者から祝ってもらい、和気あいあいとした雰囲気の中、新しい挑戦に集中できたとか。
「綾野さんは自分が出ない場面でも私の稽古を見に来てくれました。成宮さんも温かく見守ってくれるお兄さんのような存在。今回、初めて体験させてもらいましたが、やっぱり舞台は役者の皆さんから出てくるパワーが違う。みんなで一緒にいてみんなで作り上げていく過程がとっても素敵だなと思いました」
舞台を観られなかった方
是非あっちゃん、いや結ちゃんの覚悟を目撃して下さい!
あ~ドキュメンタリー観たいよ…(涙)
(´□`。)







