青い空に緑のフェアウェイ。
川の向こうに見える焼却工場の煙突からは、陽炎のような排煙が漂っている。
フェアウェイにただひとり。
相棒は手引きカートだけ。
話しかけても、相手をしてくれない。
自ずとゴルフに集中することになる。
テイショットは当たりが薄く距離を稼げなかった。
残りが190Yの白球。
3Uでピッタリの距離。
ボールはフェアウェイやや左で、ライはすこぶる良い。
コンパクトなトップを心がけ、切り返しで身体ごとぶつけていく。
「あかん、早い」
トップでペットが降りてくるのを待てずに、打ちにいってしまった。
ボールは、引っ掛け気味で飛びだし、グリーン手前のバンカーにすら届かないミスショット。
3Uをキャディバックに乱暴に刺し、オレンジボールに向かう。
決して3Uのせいではないのだが、黙って受け止めてくれるクラブ達に感謝である。
オレンジボール。
3オンゲームで廻るルールにしたため、テイショットは、スプーンを手にした。
当たりは良く、ミス気味だったドライバーをオーバードライブしていった。
残り160Y、フェアウェイの右寄りでライもすこぶる良い。
6番アイアンでオンできる。
6番アイアンのクラブヘッドに手がかかる。
(乗せてしまうか?)
(いや、3オンゲームだ)
気を取り直し、抜きかけた6番アイアンを優しく戻し、9番アイアンを手に取った。このクラブだとガードバンカーにさえ届かない。
間違えても乗らない距離だ。
グリーンとサブグリーンの間を狙って、アドレスをとる。
乗せないショットは、気持ちにゆとりが生まれる。ナイスショットの予感しかしない。打ちっぱなしで打ってるような感覚である。
結果、ナイスショットである。狙ったところにナイスノーオンである。
さて、3打目。
白、オレンジともにグリーンオンとなり、これもともに2パットのボギー。
はて、結果は同じなれど、オレンジのほうが、ゴルフとしては充実している。
ミス続きの白。
計画通りのオレンジ。
考えさせられるゲーム運びとなった。
話は変わるが、今日は持病の狭心症の定期診察を受けた。
病状は相変わらずで心配はないのだが、病院スタッフはコロナ禍の為、休みがとれていないとこぼしていた。
病院に入っているローソンでは、医療従事者応援キャンペーンとして、コーヒーを半額で提供している。
筆者も何か応援したいものであるが、具体の取り組みが見当たらない。
せめて、病院の世話にならぬよう、体調管理に努めるとしよう。
閑話休題
今のところ、スコアに現れてはいないものの、ややオレンジボールに軍配が上がっている。
後続の組みも、前の組みも姿は見えない。まだまだ続く、白VS赤。
はてさて、勝敗の行方は?