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冠水が発生する周期である。

2018/07/07   18豪雨

2017/10/23  台風21

2013/09/17  台風18

1988/7  63豪雨


河川敷の泣きどころ。

両岸に穿たれた堤防の間にゴルフ場は作られている。治水上は川の中である。


平時の川はその真ん中に細く長く伸びており、ゴルフ場を敷設できるほどの大きな川幅となっている。


大雨になるとその大きな川幅の広さに助けられて、河川流域は守られている。


平時はレジャーに、有事は治水に。と、合理的な仕組みになっている。



高槻ゴルフ倶楽部から一本の電話があった。7/8(日)は冠水したので、クローズとなった旨を伝えている。



高槻ゴルフ倶楽部。

淀川流域には、樟葉、牧野、高槻、京阪と河川敷ゴルフ場が連なっており、高槻ゴルフ倶楽部は、牧野パークゴルフ場の隣、下流に位置している。


昨年から夏場の週末は早朝スルーでサクッと周り、午後から家でゴロゴロというパターンとなっている。


さて、冒頭の数字である。

冠水する周期をあらわしている。

間隔が短くなっているのである。


2013/09/15 

冠水する2日前に牧野パークゴルフ場でラウンドしている。このとき、茶店で馴染みのスタッフさんにたまたま聞いた。


「ここは、浸水したのは何年前?」

河川敷とはいえ「浸かる」などということは想像だにできないほど平和な日々が何年も続いていたため、冗談めかして聞いてみた。


「からこれ25年になりますよ。」

と以外に具体の数字で答えが返ってきた。


その2日後にその茶店は流されることになる。

茶店、自動販売機、簡易トイレ、乗用カート、手引きカート- - -。堤防の内にあるものは、全て流されていた。


そこから一カ月あまり、懸命の復旧作業となったようだ。


復旧してからはじめてのラウンド。乗用カートに見知らぬゴルフ場のロゴや名前が記されている。


「軽井沢なんとか」「桑名なんとか」。


必死でかき集めたのだろう、統制の取れていない中古カートが並ぶ。


バンカーも砂が流され、ベアグランドと化し、青杭が立てられている。


フェアウェイは、濁流が運んできた泥水が乾き、ボールの着地点には、フワッと舞い上がる砂煙り。


コース管理者は頭を悩ましたことだろう。


それも半年くらい経つと元のゴルフ場の姿に徐々に戻っていった。


その四年後、台風21号に見舞われ、再び冠水。


ゴルフ場でも乗用カートなど、堤防の外に逃がすなど、冠水準備をしていたためか、乗用カートをかき集めるようなことはなく、ゴルフ場の再開も早くなった。


そして、1年後にまた発生。


堤防が決壊しているわけてはないので、治水事業としては、人知を超えた災害ではない。

しかし、頻度が多くなっている。



25年に1回だったものが4年になり、いまや毎年となりつつある。


三省堂の大辞林では、

冠水。

洪水などで、田畑や作物が水をかぶること。


浸水。

水が入ってくること。洪水などで,水につかること。 「床下まで-する」 -家屋」


浸水と冠水。

水に浸かることに変わりはないが、浸水は、建屋に対して表し、冠水は、土地に対するものと解する。


冠水。牧野パークゴルフ場が水害に会うことで、出会った言葉。それまでは、知らない言葉であった。


被災された皆さまのお見舞いとご冥福をお祈りいたします。