編曲講座(1) | 音楽総合情報

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■ 効果的な編曲 とは

音楽制作 で一番かったるい…いぇいぇ(笑)手間がかかるのがこの編曲 ってやつです。ご自分で を作られた経験がある方は分かると思いますが、初心者の頃は適当に編曲 してはみるものの、いざ出来上がって聞いてみると自分で聞くのも恥ずかしい…なんてことありますよね。何でだと思いますか?

実は良い編曲 ほど、音楽 の3大要素ってやつをバランス良くまとめてあるんです。ご存知の方も多いと思いますが、音楽 の3大要素とは「リズム 」「旋律 」「ハーモニー 」(4大要素にはこれに音色 が加わる)のことを示します。つまり編曲 をする上で大切なことは、「これら3つの要素をバランス良くまとめあげてやる」ということなんです。どれが欠けても音楽としては貧弱なものにしかなりません。各パートがそれぞれ今どの役割を担っているのかを、常に意識して編曲 することを心掛けましょう。この役割分担がしっかりしていると、どんなにパートが多くても決してメチャクチャなサウンド にはなりません。また逆にパートが少なくても説得力のあるサウンド に仕上がるわけですね。

初心者が編曲 で陥りやすい罠として、テキトーに編曲 したが為に音楽 要素を担っていないパートが入っていることが多いんです。この音楽 的に意味を持たないパートは、サウンド 全体を掻き乱しやすく、ハッキリいって(はっきりいわなくても)楽曲 の持つサウンド へ良い結果をもたらすことはまずありません。結果としてまとまりの悪い、グチャグチャしたサウンド になってしまい、自分で聞いても「キャー、恥ずかピィ!」というサウンド になることが多いわけです。

さぁこれからは皆さん、音楽 要素を各パートに巧みに振り分けてカッチョイィ編曲 を目指しましょう!

具体的な手法についてはレッスンを受けて頂いている方だけに教えちゃいますので、レッスン申し込んで下され。(これじゃ半分営業文句ですなぁ…)

■ カッチョイイ コード進行 for Ending (ちょっと上級者向けかも)

早くも登場しました第2回目の講座です。今回はちょっとだけ上級者向けの内容でズバリっ!「カッチョイイ コード進行 for Ending」です。(我ながら気取って書いてしまった)

さて超一般的なコード進行 の閉め方としては、

1:IIm7|V7|IMaj7(I6 or Iadd9)
Key of C Major:Dm7|G7|CMaj7

2:IVMaj7(or IV6)|IMaj7(I6 or Iadd9)
Key of C Major:FMaj7|CMaj7

※2はよくアーメン終止なんていわれます。

なんてのがありますが、なんか単純でつまらんの~・・・と感じる方は多いと思います。そこで一工夫してみましょう。まずはIに直接行かずに、寄り道をすることを考えます。ようはオカズを付けてやるということですね。(^^)これには良くサブドミナントマイナーの終止保留(インタラプテッド・ケーデンス)が使われますが、他にも斬新な発想から色々なコード進行 を生み出すことが可能です。

・IIm7|V7|♭VIMaj7|♭IIMaj7|Iadd9
Key of C Major:Dm7|G7|A♭Maj7|D♭Maj7|Cadd9

これはサブドミナントマイナーの終止保留を用いた典型例ですね。非常によく見かける例です。ちなみに♭VIMaj7はSM(サブドミナントマイナーの略ですよ。妖しい想像禁止)とT(トニック)の両方の機能がありますが、SMの代理である♭IIMaj7も含めて全体のケーデンスは、S(サブドミナント)-D(ドミナント)-SM-Tとなっていますね。通常ですとDはSMには進行しませんがエンディング部分や転調部分などで、このインタラプテッド・ケーデンスを上手に使ってやると、リスナーは予想外のサウンド に新鮮さを感じるわけです。それを上手に利用したコード進行 といえるでしょう。結構カッチョイィので使ってみて下さい。乗せてやるメロディー はズバリ「C」だけの白玉 (♭VIMaj7以降ですよ、Cの白玉は・・・念の為)!なんていうのはどうですか?

これ以外にも代理コードの組み合わせ等によって色々な発展例が考えられますので、ご自分で研究してみて下さい。

・IVMaj7|IVm6|IMaj7
Key of C Major:FMaj7|Fm6|CMaj7

これはSMを上手に利用した例ですね。2を発展させた例として今回は扱っていますが、ただ単にS-SM-Tのケーデンスと見ることも出来てしまいます。(^^;)特にオセンチ(センチメンタル)系の曲には、SMのキャラクタートーンの働きでグっ!とくる雰囲気を与えてくれます。

以上が寄り道系でした。さて次に、テンションを入れることで、単純なコード進行 をカッチョ良くすることも出来るってな例を見てみましょう。今回は1のコード進行中のV7にテンションを加えてみます。

・IIm7|V7(13/♭9)|IMaj7

これはV7の部分にコンビネーションディミニッシュのスケールを使用した例です。この進行では、V7がテンションとしてSMの特徴音である♭VIの音を含んでいるので、Dの機能の中にSMの雰囲気を漂わせることが出来ます。なかなかシャレた雰囲気になりますよ。

・IIm7|V7(♭13/9)|IMaj7

こちらはV7の部分にミクソリディアン♭6thスケール(又はホールトーンスケール)を使用した例です。ちょっと斬新なサウンド になります。

さらに高度な発展系のコード進行 についてもちょっとだけ触れてみましょう。

・IIm7|V7|♭VIMaj7|♭VIIMaj7|VIMaj7(IMaj7)
Key of C Major:Dm7|G7|A♭Maj7|B♭Maj7|AMaj7

この例では♭VIMaj7をTとして見ています。モーダルインターチェンジって奴ですね。♭VIIMaj7はSの代理です。そして♭VIIMaj7をピボットコードとして扱います。すると「♭VIIMaj7とVIMaj7」は「♭IIMaj7とIMaj7」に見立てることが出来るわけです。つまり全体のケーデンスを分析すると「S-D-T-S/SM-T」となるわけです。乗せるメロはコードと同じタイミングで、CBCDEなんていうのでどうでしょうかね。

さて、今回はちょっと上級者向けの内容になりましたが如何でしたでしょうか。皆さんの 作りの発想のためのちょっとした素材となればうれしいです。ここに挙げた例はほんの一例ですが、参考にしてみて下さい。