初日の現地移動での話に遡る。送迎してくれた先輩の車に初対面の人が同乗した。その人はクリスチャンではなく、こちらで演劇を勉強したのちの日本で働いているという女性の方だった。性格的には明るいんだけれど、徐々に別の感情ととある人物が話しているうちに浮かんできた。
情緒不安定、面倒くさがられていた中学時代の俺にめちゃくちゃ似ている、と。
話をする中でどうやらその性格に悩みつつも、でも自分は通したい、そういえばあのとき誰々が…みたいに話が飛び飛びだったり。
これは完全に拗らせてしまってるな、それ以上に、脆そう、とつい心の中で呟いてしまうほどだった。更に俺よりもだいぶ年上の方。おそらくここのコミュニティは全てそういった部分も受け入れてくれるだろうけど、なんでもかんでもありにするのは社会から自然に距離ができてしまうことにつながりかねないから…どうしたもんかなぁ。その人を見てからというものキャンプ期間中は4日目まで話してなかったのでどうしているんだろうと時折考えていた。
そしてこの日、新たに信仰を受け入れた人が洗礼を受けるということで所定の場所に集まった。洗礼を受けたのは、その女性だった。
