証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


【日興シティグループ証券】
●日野自動車(7205) 1M。目標株価1000円
 
【ドイツ証券】
●日本ビルファンド投資法人(8951) Hold→Buy。引上げ
目標株価159万円→165万円。
●ジャパンリアルエステイト投資法人(8952) Hold→Buy。引上げ
目標株価139万円→145万円。
●野村不動産オフィスファンド投資法人(8959) Hold→Buy。引上げ
目標株価116万円→119万円。
 

【クレディスイス証券】
●カプコン(9697) OUTPERFORM継続。
目標株価2600→2900円
 ●サンケン電気(6707) NEUTRAL継続。
目標株価1140→580円
●TIS(9751) Neutral→OUTPERFORM。引上げ
目標株価2600円継続

朝方安値を更新した大手銀行株が急速に戻したことから、日経平均も下げ渋る展開となり反発して取引を終えました。


メガバンクは値動きの荒い展開となり
 ●みずほFG(8411)は朝方年初来安値を更新586000円まで売られましたが、後場630000円の20000円高まで買われ621000円△11000円高で取引を終えました。
 
 ●三井住友FG(8316)も朝方先週つけた安値765000円に面あわせしたものの、後場818000円まで買われ812000円の29000円高で取引を終えました。


このところの株式相場のなかで悪役とみられていた銀行株の反発で市場全般に安心感が広がった感じです。また、動きの鈍かった不動産株も急反発し内需関連株に底打ち感が出てきたと思われます。

銀行・不動産が切り返すことで、主要株価指数も下値を切り上げてきそうです。


また、銀行株にかかわらず大きく売り込まれていた個別銘柄に急速に戻す銘柄が散見されます。当投資顧問でも推奨した●住友チタン(5726)は、3月2日に15060円をつけた後、今月7020円まで売られ高値からわずか半年で半値以下まで売られましたが、本日ストップ高となり急速に戻してきました。住友チタンのように、ここ半年で大幅に下落した銘柄が多く、売られ過ぎの水準にあることから、特段好材料が出なくても急速に戻す銘柄が今後出てきそうです。


底打ちが確認できた銘柄は売られ過ぎているものが多いだけに戻りが期待できそうです。

証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


【野村証券】
●ハイデイ日高(7611) 新規2
●ハニーズ (2792) 2→3 引下げ
 
【UBS証券】
●三井物産(8031) 新規Neutral。
目標株価2800円
●プレナス(9945) Neutral継続。
目標株価2300円→2100円

【モルガンスタンレー証券】
●ヤマダ電機(9831) Overweight継続。
目標株価14000円
 
【クレディスイス証券】
●鹿島(1812) Outperform→NEUTRAL。引上げ
目標株価570円→455円


●大成建設(1801) OUTPERFORM継続。
目標株価460円→410円
 足元の状況は、会社計画を達成できるかどうか微妙な状況。

20億株割れの低調な商いが続き市場参加者が少ないなか、東京株式市場は方向感の乏しい展開となりました。9月権利付き最終日で配当取りの動きが期待されましたが期待はずれの相場展開となった感じです。債券市場では長期金利の指標である新発10年物国債利回りが約2週間ぶりの高水準にあり1.635%まで上昇したとはいうものの、日経225種平均予想配当利回りは1.20%と、けして長期債利回りと比較しても大きく見劣り水準にあるわけでもなく、東証1部全銘柄では1.40%(予想配当利回り)、東証2部は1.7%、ジャスダック市場に至っては1.91%と長期債利回りを大きく上回っています。それにもかかわらず、資金が株式市場に集まらないのは、企業の成長に対し疑問を抱いている投資家が多いことが要因と思われます。


ただ成長性に対する疑問よりも、ここのところの需給関係悪化で下落がとまらない株式市場に嫌気がさしているのが現状のような感じがします。この需給悪の根源とみられる外国人投資家の売りがなかなか止まらず下値が見えないことから見送りムードが強まっている感じです。外人投資家が再度日本株を買うにあたっては、個人消費の回復が確認できたときとみられており、消費関連の指標の立ち直りがきっかけとなりそうです。


先日発表された8月の全国百貨店売上高が2ヵ月ぶりにプラスに転じ前年同月比1.4%増となりましたが、この流れがはっきりし消費の上向きが確認できれば外人投資家が戻ってきそうです。今後の消費関連指標の発表に注目したいところです。



 ちなみに当投資顧問のレポート銘柄で予想配当利回りが高い銘柄は、
  ●エスエーエス(6290) 3.90%
  ●日本ライフライン(7575) 3.47%
  ●山善(8051) 2.14%
  ●阪和興(8078) 2.10%
  ●乃村工芸(9716) 2.01%
  

よろしければレポートをご参照ください
http://www.firstmake.co.jp/kakomei/syuukan.html

証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、

【野村証券】
●テイ・エス テック(7313) 新規2


【ゴールドマンサックス証券】
●オンワードホールディングス(8016)  中立→売り。引下げ

1日にして方向感のない相場に逆戻りしています。
19日の米国株式市場は、利下げ期待に加え、8月の消費者物価指数や8月の住宅着工件数もほぼ市場予想通りとなったことから大幅高の翌日にも関わらず、さらに続伸し13850ドルまで回復しています。


半面、東京市場は1日して方向感をなくし、寄り付きこそ買われたものの、その後は日経平均はマイナスに転じる場面もあるなど、利益確定の売りに押され弱含みの展開となっています。新興3市場においては、たいした上昇もしていないのに3市場とも反落するなど情けない相場展開となっています。

米国発の下落で、本国の下落はほぼ埋まりつつあるのに、日本については日経平均も16400円と2000円近く下落したままと理解に苦しむ状況です。


そのなか、昨夕発表となった都道府県別の7月1日時点での基準地価が3大都市圏で2年連続上昇、伸び率も拡大したことを手掛かりに、ここのところ外人売りに大きく下げていたこともあり、寄り付きから不動産セクターが買われ、値上がり率にトップとなりましたが、買い一巡後は全体の流れに小高い水準で終わりました。


不動産株については、外人売りを懸念し敬遠されていますが、米国の利下げで日銀も年内は利上げを行うことは厳しい状況となったものと思われ、内需関連に再び資金が回帰してくることも十分考えられます。


今回、●三菱地所(8802)が空売りを呼び込んでいることもあり大手不動産では動きが良くなっています。週足チャートを見ると6月第1週に13週移動平均を下回り、3カ月近く経過していますが、今日の高値3100円が13週移動平均と符号する水準でこのポイントを抜けてくれば上昇トレンド入りしそうです。また週足13週のMACD、ストキャス13週も上昇を示唆する位置となっています。意外に不動産株の戻りは早いのではないかと思われます。

証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


【日興シティグループ証券】
●アステラス製薬(4503) 1M。目標株価6500円
●イノテック(9880) 1H。目標株価1340円

【ドイツ証券】
●東急不動産(8815) Hold→Buy。引上げ
目標株価1200円

●積水ハウス(1928) Buy継続。
目標株価2100円→1800円

【モルガンスタンレー証券】
●新日鉄(5401) Equal-weight継続。目標株価800円→930円
●住友金属(5405) Equal-weight継続。目標株価590円→690円
●神戸製鋼所(5406) Overweight継続。目標株価520円→560円。
●日新製鋼(5407) Underweight継続。目標株価430円→440円。
●JFEホールディングス(5411) Overweight継続。目標株価8900円→9600円。

●SUMCO(3436) Equal-weight→Underweight。引下げ
目標株価3500円

●信越化学(4063) Overweight継続。
目標株価10000円→8500円

昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想を上回る0.5%の利下げを決定したことからNYダウが今年最大の上げ幅となったことで、東京株式市場も大幅高、日経平均も今年最大の上げ幅となり25日移動平均線(16093円)を奪回、パラボリックも買い転換となって取引を終えました。


昨日まで慎重姿勢だったストラテジストの基調も強気に傾いており


大和住銀投信投資顧問では、「日経平均は2番底を確認する水準にきた。国内株式はマクロや政治で特に材料がないにもかかわらず売られ過ぎており上昇基調に転じても違和感はない」


UBS証券では、「日本株は8月中旬の安値で底入れした。米国が利下げを行った後にリセッションに陥った例はない。日経平均は2003年からの上昇トレンドは継続しており今回の調整は上昇過程の小休止の位置付けとなり年内18000円回復を目指す」


野村證券では、「信用収縮はセンチメントという心理的要因が大きく、前日の米連邦公開市場委員会で0.25%の利下げ予想が体勢のなか0.50%の利下げを実施(0.5%利下げは3割程度しか織り込んでいなかった)したことでサプライズとなり株価が大きく上昇、さらに追加利下げの可能性を示唆したことで市場に安心感が広がっている。東京株式市場も流れが大きく変わる可能性がある」


など強気のコメントが目立ちました。確かに日経平均のオシレーター系の指標は好転し相場の転換点を感じさせます。出来高が20億株を、売買代金も依然として3兆円を下回る低水準な商いは気がかりですが、流れは変わってきそうです。


昨日掲載しましたが、昨日悪役の銀行・不動産株が急反発しておりこの流れが続くようなら、相場全般の回復も早そうですが・・・。


市場参加者が増え、商いが増加するのを期待したいところです。


証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


【野村証券】
●ライト工業(1926) 新規2
 
【大和総研】
●TDK(6762) 3→2
 
【日興シティグループ証券】
●ヤクルト本社(2267) 2M→1M
目標株価3400円継続
 ●イオンファンタジー(4343) 1H継続。目標株価4080円→3520円。

【ゴールドマンサックス証券】
●日立工機(6581) 「強い買い推奨リスト」から削除するが、「買い推奨」は継続
 
【みずほ証券】
●フォスター電機(6794) 新規「2」、目標株価2500円

先週末急伸した反動で日経平均は325円安の15801円とSQ値の15890円を下回って取引を終えました。今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え低調な商いのなか先物に断続的に売りが出たことで日経平均は急落、先週末の上げ幅を帳消しにする展開となりました。


今年1月からのSQ後の日経平均の動きを見ると、1月、2月はSQを上回って推移していたことから同水準をサポートに2月26日に18215円まで買われる展開となりました。3月以降SQ値を意識した持ち合いが続き大きくSQ値を割り込むことはなかったものの、7月、8月はSQ値を下回る場面が多く同水準を上値抵抗とし戻り売りに押される展開が続きました。9月のSQは、先週末のSQ当日はSQ値(15890円)を下値に急伸しましたが、翌営業日の本日SQ値を下回って取引を終えています。今晩の米FOMCでの利下げを受け明日の日経平均が急反発しすかさずSQ値を上回るようなら同水準をサポートに底堅い展開が期待できそうですが・・・。


いずれにしても、今週の日経平均の動向は要注目です。


個別では、英中堅銀ノーザン・ロックの取り付け騒ぎから再び信用不安が強まったことから売られた銀行株の動きが注目です。


売買代金上位5位までに3行とも入る大商いで急落したメガバンク

  ●三菱東京FG (8306) ▼50000円

  ●みずほFG(8411) ▼52000円

  ●三井住友FG(8316) ▼45000円

が下げどまるかが日経平均の反発のポイントとなってくるとみられ、メガバンクが下げどまるかが注目です。