米国株安、円高を嫌気され幅広い銘柄が売られたことから日経平均は一時16000円を割り込み400円を超える大幅安となりました。本日は売買代金が2兆4150億円と2兆円を超えてきたものの依然として商いの盛り上がらないなか、小口の売りに押された感じです。東証1部の個別銘柄を見てもここまで賑わってきた主力株は、信用取引の買い残が積み上がっている銘柄が多く短期筋の見切り売りに値を消す銘柄が急増したのではと思われます。ちなみに非鉄株の●住友鉱(5713)は信用取引の貸借倍率14倍、商社では●伊藤忠(8001)が16倍、鉄鋼株では●新日鉄(5401)が13倍、自動車株の筆頭●トヨタ(7203)が15倍と軒並み貸借倍率が10倍を超えており、売り残に対して10倍以上膨らんでいる信用取引の買い残が戻りの段階で売りに回ってくることから、低調な商いが続く現状では上値を重くしている感じです。


半面、新興市場はジャスダックの売買代金が429億円と昨日から30%増加、マザーズ市場の売買代金は293億円と昨日から40%増加、ヘラクレスは売買代金はまだ公表されていないものの出来高は昨日の約3倍となっており、回復傾向が顕著にあらわれてきています。新興市場の個別株は、実態以上に売られている銘柄が多いことや、ライブドアショックから売られ続け信用取引の買い残も急減している銘柄が多く、商いが増加してくれば短期間で戻る銘柄が多いと思われます。昨日も掲載しましたがジャスダック市場の●楽天(4755)は連日の大商いで75日移動平均線を奪回してきました。あきらかに新興市場に変化の兆しがでていると思われます。新興市場の小型株の動きには要注目です。