米国株安や円高を嫌気され終日軟調な展開となりました。日経平均は25日移動平均線を
割り込んで取引を終え大幅続落の動きで、年初来高値をうかがう高い水準にあっただけに
利益確定が急がれた感じです。
ただ、新興市場では昨日のマネーパートナーズに続き、本日業績上方修正の●IDU(8922)が
商いを伴って急伸し業績を素直に評価する展開となってきました。
会計不信などで業績を評価されなかった新興市場の小型株の業績を見直そうとする
動きが出始めてきた感じです。
IDUは予想PER15倍前後と割安な水準に放置されていたことから、上方修正をきっかけに
見直し買いが入ったと見られますが、小型株の中には同様に割安な水準に放置されている銘柄が
多く見受けられます。
新興市場ではありませんが、東証2部上場の●不二サッシ(5940)もそのひとつにあげられます。
●不二サッシ(5940)の前期業績は不動産売却益が最終利益を押し上げ、一株あたりの利益は
200円を超えています。一時的な利益ではありますが、2008年3月期予想でも減益ながら1株60円と
好調を持続しています。しかし、現在の株価は250円レベルであり、その一株あたりの利益から
計算したPERはなんと4倍そこそこです。今年の3月にMSCBを20億円発行し、潜在株式数が
増えているのを加味してもあまりに割安に放置されていると思われます。
足元のビル建材は好調を維持しており、原材料高はあるものの製品値上げも順調に推移している
模様で、PBRも1倍を割れており割安感は強まっています。
ここにきてようやく株価は動意づいてきてはいますが、まだまだ前述の尺度からみると割安に
放置されていると見られ、東証一部の平均PER約20倍の半分である10倍まで買われたとしても、
株価は600円と計算されます。もし、「市場は効率的である」という定説が成り立つのであれば、
なにか「問題」でも隠されているのだろうか?と疑いたくなる株価の水準です。
これまでの会社発表や、財務内容、株主などから見てそのような懸念は感じられないことから、
株価は業績を評価する格好で理論株価に近づいていくことが予想されます。
注目してみたい銘柄のひとつです。