機械受注が市場予想を大きく上回ったことで東京株式市場は買い先行の始まりとなりました。
しかしながら、寄り付いてからは積極的に上値を追っていく向きは限定的で日経平均は上下70円弱
の小動きとなりました。
参議院選挙や、米国、国内とも四半期決算の発表を控えていることで、見送りムードが強まって
いる感じです。
連日見送りムードの強い相場展開が続きますが、好材料を発表した銘柄には
個別に注目が集まってきそうです。
7日(土曜日)に読売ニュースで報じられたベンチャー企業「ディナベックス」
のニュースは今後注目を集めそうです。
内容は、
ベンチャー企業「ディナベック」(茨城県つくば市)が、世界最大のエイズ
予防研究機関の協力を得て、エイズワクチンを開発する。同社のワクチンは
動物実験で高い効果をあげており、改良して3年後の臨床試験実施を目指す。
エイズワクチンは世界中で研究開発が進んでいるが、まだ実用化されたものはない。
臨床試験が始まれば、国産ワクチンでは初となる。ディナベックは、厚生労働省傘下の
法人と製薬会社が設立した企業が前身。国内で発見された「センダイウイルス」
と呼ばれるウイルスに、病原体の遺伝子の一部を組み込んでワクチンを作る技術の
特許を持つ。
久々にエイズ関連のニュースが報じられました。
ディナベックスについては、政府の研究機関と協和発酵、久光製薬、三共、山之内など製薬会社の協力を得て運営されています。
「2003年9月: 「ディナベック株式会社」設立。経営陣と製薬会社4社
(協和発酵工業、三共、久光製薬、山之内製薬)が出資。国家研究プロジェクトの
研究成果の事業化を目的とする 」(同社沿革より)
社長の長谷川氏は協和発酵の出身でもあり、これらの製薬会社にも将来的には
何らかの収益がもたらされる可能性が高いとみられます。
しかし、それ以上に注目したいのが、
●医学生物学研究所(ジャスダック 4557)●ドリームインキュ
ベータ(東証 4310)の2社です。
●医学生物学研究所(4557)は、平成16年12月にディナベック社の開発した
センダイウィルス・ベクターを用いて、受託サービス、遺伝子機能解析キッドの
開発、組み換えたんぱく質による検査キッドの共同開発等の分野で包括的な業務提携を
行っており、また、特定事業分野で合弁企業を設立することも計画していると発表
しています。今後同社にもたらされる収益は未知数ではありますが、お互いが従事する
医薬品の市場規模や効果を考えると計り知れないものがあるとみられます。
●ドリームインキュベータ(4310)は、
「2004/10/07 日本経済新聞朝刊 16ページ ドリームインキュベータ増資引き受け、
ディナベックが19億円調達」と発表されています。
つまり大株主である同社の将来大きな収益の源泉となりうる可能性は高いと思われます
。
前述の出資・協力関係にある製薬会社4社に加え、この2社の今後の株価動向には
注目したいところです。