・米国経済の減速から再利上げへの懸念が遠のき、原油価格の低位安定を背景に堅調な動きを続ける米国株


 ・国内四半期決算の動向から好調が伝わる企業業績


 ・地価の上昇とともにデフレ脱却が囁かれる日本市場


これだけの好条件が揃いながらなぜ国内株は上がらないのでしょうか。


 ・4月高値の期日売りや、楽天を初めとした新興市場の崩れから個人投資家の投資意欲が減退していること


 ・米国の景気減退懸念から世界の景気敏感株として位置づけられている日本株に外国人投資家が厳しい評価を下していること


 ・10、11月のミューチュアルファンドやヘッジファンドの決算がらみの売りが考えられること


など日本株が上がらない理由はいくつか考えられます。しかしながら、株価とは本質的に景気や企業業績を反映するものであり、需給のバランスだけで考えるのは無理があると思われます。


日本株の出遅れを需給環境のせいにする市場参加者が多くみられますが、需給バランスの崩れで生じた歪みは必ずどこかの時点で修正されると思われます。その「どこかの時点」が投資家が一番知りたいところです。


ファンダメンタルズから見ますと、中間決算発表時に通期業績の上方修正を発表する企業が相当数出てくると思われ、それらを期待する動きが10月の中旬あたりから出てくるのではと思われます。


需給関係からみても、10月中ごろにはヘッジファンドやミューチュアルファンドの政策的な動きが落ち着いてきそうで、4月高値の信用取引における期日売りもピークを越えてきそうです。


それらの状況を考えるとまさに10月中ごろが相場のポイントとして考えてよいのではないでしょうか。需給環境がどうであれ、この10月には戦後最大の景気拡大期である「いざなぎ景気」と並ぶという事実は決して甘く見てはいけないのでは・・・。


戦後最大の景気拡大が起きようとしている今、株価が反応しないわけがないと思われます。景気拡大の恩恵をそのまま享受できる銀行、商社、不動産、素材など内需関連を中心に前述の「10月中旬」までにしっかりと仕込んでおきたいところです。


大きな相場の「足音」が少しずつ近づいてきます・・・。


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