今晩の米雇用統計や来週のFOMCを控えた東京株式市場は、当然ながら見送りムードの強い相場展開となりました。主力大型株・小型株とも方向感のない小動きとなり、売買代金は1兆7000億円に留まる低調な商いです。
また、サプライズの欧州中央銀行の利上げがあったにもかかわらず日経平均は3連騰、ジャスダックは6連騰、マザーズ、ヘラクレスは7連騰としっかりした展開となっています。どうやら
株式相場の流れは完全に変わってきたと感じています。
昨日東京証券取引所が発表した投資主体別売買動向をみても、株式市場の流れがはっきり変わってきたことが確認できると思います。
3市場投資主体別売買動向(東京・大阪・名古屋市場1部、2部合計)を見ると月間ベースで5月2682億円、6月2893億円の売り越しと今回の下落相場の売りの主体と見られた外人投資家が7月第4週に2524億円買い越し、7月月間で3ヵ月ぶりに買い越しに転じきました。
ヘッジファンドの売り仕掛けなどで急落した新興市場の主力株がこのところ堅調に推移しているのは、外人投資家が買い越しに転じてきたことが大きい要因のようです。
なかでも下落の大きかった
●インデックス(4835)が下値から40%強上昇
●IDU(8922)は下値から80%弱上昇
●ナノメディア(3783)は下値から40%強上昇
と大きく反発しています。
これら3銘柄のみでなく多くの銘柄が切り返し、マザーズ、ヘラクレス指数同様25日移動平均線など戻りの節目まで上昇していますのでここから上値を追うには、もう少し時間がかかると思います。
それでも、とりあえず先が見え始めてきたことが実感できる水準まで戻ったことで、一応の安心感が生じています。
今回の下落相場では、売り主体であった外国人投資家がとうとう買いに転じたことに加え、信用取引の買い残も4兆円まで減少してきています。これは、株式市場の需給関係が着実に好転して来ている表れです。
ちょっと気が早いかもしれませんが、年末に向けての株式相場に、大きく期待をしてしまいます。
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