突然ですが、ここのところIPO株(新規上場株)の動きが妙です。

先日も最近のIPO株の動きが2004年の11~12月に非常に似た動きをしていることを少しだけ書きましたが、今回はさらに具体的に、表もつけてお話しましょう。


今の相場と同じように、2年前の2004年11~12月の新興市場も夏頃からジワジワ値を下げ始め、とうとう指数は約半値まで売る込まれる事となりました。その結果、IPO株の上場時には「公募割れ」や「寄り付き高値」になる銘柄が続出していました。


下記表は2004年11月に新興3市場で公開した銘柄です。それを初値から大きく上昇した順に並べています。


表をご覧頂ければご理解頂けると思いますが、「公募価格からの初値までの上昇が小さく、PERが低い銘柄が大きく上昇」、半面「公募のPERが高い銘柄や初値の高い銘柄は寄り付きからの上昇が小さく」なっています。


(ココから現代に戻りますが) 先月から賑わっているIPO株では、


◆NIC(5742)が初値が15倍で寄り付き、今日の終値で45倍
◆アストマックス(8734)が30倍近辺で寄り付き今日の終値で43倍


…となっています。


これは相場の低迷期によく見られる傾向です。本来その会社の成長性も含めて評価すべき株価を、目前のPERで比較し「割安」か若しくは「割高」かだけで、評価してしまう。今のような足踏み相場ではよく見られるのですが、これは十分とは言いがたい判断ではないでしょうか。


この2銘柄にしても内容は別として、PERからみるとそろそろいいところにきている感がします。それでも今月も同様に、PERの低いものが「買われる判断材料」となってしまう傾向が強そうなのですが。


目先を変えてみれば、もう少し市場が落ち着きさえすれば、IPOも冷静な評価をされるようになり、落ち着いてその銘柄の「成長性を買う場面」へと変わってくるものと思われます。



表をクリックすると大きくなります

IPO



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