昨夜の米国市場反発や、外人が買い越しとなったことで安心感が広まったのでしょう。東京市場は寄付きから「買い」が先行、特にアドウェイズが一段高したことでデイトレ等目先狙いの資金が中小型にシフト、短期で勝負を目論む投資家には久し振りに燃えるような相場となりました。
昨日のブログに書きましたが、ファンドマネージャー某氏と、TOSHIとの3人で一杯やりながらいろいろと話を聞かせてもらいました。某氏は主力銘柄を中心とした運用を得意とし、ファンドのレコードも高パフォーマンスを残した人物です。新興市場に上場する、きっと皆さんもご存知の企業の社長さん達ともプライベートで友好のあるような人物です。
第一声は、
「今回の株式相場の下落は、上昇相場のなかで起こる2~3年に1回のガス抜きだからまったく弱気になることはないよ。」
から話は、始まりました。
(問い)【当面の戻りのメドは?】
「下げの半値戻しの16000円前後と見ている。」
(問い)【この下げた場面から注目しているセクターは?】
「原油の値上がりで、ナフサなど原料高が気になる化学株を、ややネガティブにとらえている以外はあまり悪い業種はない。今回の下落で割安な水準まで売られた銘柄が多く、予想PER20倍を下回る銘柄が散見され、絶好の買いチャンス到来と考えている。特に住宅関連の旭化成・大東建託・セコムテクノ辺りは、好調を持続しており、注目している。」
(問い)【今回の四半期決算の内容は、どうみているのか?】
「四半期決算の発表は、マーケットが期待するほどの上方修正は出ない可能性が高い。失望売りから2番底を付けに行くことも可能性としてあるので、頭に入れておいたほうがよい。過度の楽観は禁物。」
(問い)【キャリートレードの解消で外人の売り越し基調が続いているが?】
「気にすることはない。米国の利上げが不透明な状況が続いているが、利上げの幅がはっきりすれば、米国の場合、株式益回りと債券益回りのスプレッド(鞘)は1%足らず、日本がゼロ金利を解除したとしても両者のスプレッドは3%近い」金利の方向性が決まれば、外人の買いは期待できるだろう。」
(問い)【新興市場はどう見ているのか?】
割安になった銘柄も多くある。しかし先般、中小型中心に運用を行っていた某投資顧問の破綻の噂があったが、それについてどうやら当局が検査に入っている模様だ。検査理由は、価格形成の上で、証券取引法の禁止行為の「作為的価格形成」に抵触していないか!?、ということで、機関投資家が好んで触った銘柄のいくつかも調査対象になっている模様。この為ファンドマネージャーのなかには、不安に思っている人間も多く、ファンドに組み入れた銘柄の中にも、戻りはいったん売却したいと思慮しているモノもあることは、頭に入れておいたほうがいい。(申し訳ありません。その銘柄については、差し控えさせてもらいます。)
まだまだいろんな話に至りましたが、ポイントとしては以上のようなことです。
また彼は、独立する前から投資する会社については、必ず自分で会社訪問し、自分の目と耳で確認した上で投資する運用をモットーとしています。(サラリーマンのファンドマネージャーでそこまで行う人間は少ないものです。)
最近の企業を回ってみても株価の下落など待ったく意に介さない企業が大半で、攻めの経営に前向きに取り組んでいる会社が非常に多いとのことです。
約3時間近く歓談しましたが、所感は、
「日本の企業は着実に成長しており、株価の上昇トレンドには問題ない」
ということです。
また最期には
「僕のファンドの評価損も10%近い!みんな同じだよ!」と豪放磊落に語る某氏が印象的でした。
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