東京株式市場は、米国市場が100ドルを超える上昇となったことで、安心感が広がり、日経平均の上昇幅も500円弱と今年2番目の上昇となりました。半面、資金が主力株に吸い取られ、新興市場は堅調ながらも小動きとなってしまいました。


覚えていますでしょうか?。6/16(金)に掲載した「『神の見えざる手』に導かれ」でも掲載したことです。52週移動平均の14760円は今週末には越えているものと思っていましたが、まさか今日のように一気にここまで駆け上がるとは嬉しい予想外でした。先物を売っていた向きのショートカバーも入った模様です。


ところで、日頃ご紹介している「チャート」の見方のひとつですが、スタンダードな一目均衡表の「遅行線」が、株価が「底値圏」の時、「そのまま反発する」のか!?、はたまた「だまし」なのか!?、これを見極めるのにとても参考になる指標です。初心者の方には超お勧めです。私も個人的には日足ベースでの反発局面を見極める指標のひとつにして大いに利用しています。


一目均衡表についても、いろいろと書籍が出ていますし、この「遅行線」に関しても説明があると思います。


『「遅行線」がローソク足をぬけてくると買い』とされていますが、底値でのこの現象が出ると株価の上昇確率は高いものがあります。


下記の表で事例にあげたのは●MCJ(6670)です。青い矢印は5/23に6300円を付けたとき、「遅行線」がローソク足を抜けず、戻り高値となり下値を付けにいきました。今回、遅行線がローソク足を抜けるとそこから20%近く上昇、一段高となっています。


すべてがお手本どおりとはいきませんが、「遅行線」でチャートを図ってみると、簡単でとても判断しやすい目安を表す指標と言う事がお分かり頂けると思います。


今日の時点で目先「遅行線」を抜けているマザーズ・ヘラクレスの銘柄では
●トランスG(2342)●アガスタ(3330)●トリドール(3397)●フォーバルC(2724)●ケイブ(3760)●ドリコム(3793)●ソフトフロント(2321)アプリックス(3727)●大証(8697)●GDH(3755)●ビーマップ(4316)など。当然のごとく、目先は動意付いている銘柄に多く見受けられます。


マザーズ指数でも同じように照らし合わせて見てみると、今の水準が後8日も続けば、「遅行線」がローソク足を上回ってきます。また25日移動平均も今の価格水準が続けば、7日ほどで上向きに転じます。


多分、7月にはいるとマザーズ市場は75日移動平均、13週移動平均を目指して動きだすのではないでしょうか。(このことについては、過去のブログにも掲載しています。)


同じく、日経平均とニューヨークダウにも照らし合わせて見てみると、順当な成長市場へ回復するには時間的にもう少しかかることがわかります。先にも書きましたが、すべての銘柄、指標がピッタリ嵌るわけではありません。でもお手持ちの銘柄で、安値に推移するモノを保持されている方は、一度照らし合わせてご覧になってみてください。今後回復にはどれくらいの時間が必要か、よい「目安」になるはずです。遅行線が接近してきた銘柄は、「要注意」です。



図をクリックすると大きくなります。


MCJ 日足チャート


MCJ


マザーズ指数日足チャート

MZAZU



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【参考図書】

上記の通り、低位に停滞する銘柄が後「どれくらいの時間で戻り始める」のかを、かなりの確率で示すのが「一目均衡表」と「遅行線」の関係です。株式チャートを読み解く上で、重要な基礎知識です。

佐々木英信
一目均衡表の研究
酒田五法は風林火山―相場ケイ線道の極意

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でも簡単にご説明すると、「遅行線」とは、終値を26日過去に移動しただけの線なのです