昨日の予想は残念ながら当たってしまいました。新興市場は追証の投げから一段安、売り一巡後にいったんは買い戻されましたが、正直なところまだ完全に底入れしたという感じの戻りではありません。でもテクニカルでみると、チャートは底値の位置であることがわかると思います。


今回の下落相場が、2年前の下落に類似していることは、前週金曜日にも投資主体別動向でも引用しました。ライブドア事件に端を発した今回の下落は、当初あの「ブラックマンデー」の時に類似した動きになると考えていました。しかし下落が長引くに連れ、2年前の相場の方に動きが類似してきていると感じています。


結論から言うと、テクニカルから見ればやはり、そろそろ反騰する位置にきている、ということがいえるのです。  …その根拠たる詳細については、下に掲載した図をクリックしてください。


約2年前のことです。2004年7月から11月にかけてのマザーズ市場の下落は、今の相場と同様に大きく下落しました。

その時の背景は、中国の経済が予想以上の伸びを示したためインフレ懸念が生じ、5月に高値をつけ、いったん調整し、「このまま行くと6月中には中国政府が金融引き締めを行うのではないか!?」との観測が、当時の5月から6月初旬に掛けて市場に流れました。


利上げの材料は、いったん調整したこともあり織り込み済みということで株価は戻り歩調だったのですが、意外な「懸念材料」により再び下落が始まり、その後は秋まで調整ということになったのです。


2004年7月に入ると、金利の上昇による銀行の債券の含み損が突然懸念されだしました。

2003年の夏以降の市場は、株価が上昇しつつ長期金利も上昇していました。ほとんどの銀行が、株式の含み益が増えながらも債券の含み損を抱えていました。2004年3月末での含み損の額は、「みずほグループ」が1900億円、「三井住友グルー」が1000億円という巨額でした。


このことがきっかけとなり、「さらに金利が上昇するなら含み損が拡大する恐れがある」という思惑が外人中心に広がりはじめ、銀行株の売り基調が強くなって、主力、新興が連動してズルズルと下げ始めました。


特に新興市場は、それまで携帯関連を中心に「分割すれば上昇」という好市場を展開していただけに、指数も信用残もピークに達していたため、そこから売りが売りを呼び、4ヶ月で指数は半分まで下落という大暴落相場を演じることとなるのです。


当時の流れは、今年の金利上昇による懸念に非常に似ています。下図のマザーズ指数の動きを見てもらえば、今年の相場に類似していることが一目瞭然です。波動は上昇3波、下げ3波といわれますが、起点・天井・1番底・2番底・3番底ともに日数の若干のズレはあるものの、奇しくも同じ水準で下げ止まり、反発を繰り返し、同じ水準まで下落しています。


なぜ、同じ動きをするのかというと、投資者の「心理的な要因」が影響しているからです。ある一定の水準までくると心理的に割安感が働き、買いが優勢となりリバウンドを起します。それを3回繰り返すと相場は反転するというのも心理的な要因と思われます。(景気減速時には当てはまりません。)


また図では緑色の26週移動平均線からの「かい離率」が2004年の11月1日の底値で42%、今日が46%こちらからも似たような位置となっています。


当時、新興市場で成長銘柄であったフィールズ、インデックス、ACCESSなどすべてが半値まで売り込まれその後、株価は元の値段まで中期的に回復していくのです。


何を言わんとするかもうお分かりですよね。 (●^o^●)




画像をクリックすると大きくなります。


マザーズチャート



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